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ロボット犬「BAD One」を操作するオペレーター!
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【8月9日 AFP】ウクライナ軍は近い将来、ロボット犬をロシア軍との戦闘の前線に投入し、兵士の代わりに塹壕の偵察や地雷探知など、危険な任務を任せるようになる可能性がある。
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ウクライナの非公開の場所で行われたデモンストレーションでは、ロボット犬「BAD One」はオペレーターが送信する指示に従い、立ち上がったり、しゃがんだり、走ったり、ジャンプしたりした。
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隠密性と機敏性に優れたロボット犬は、ロシア軍の侵攻を撃退する兵力が不足しているウクライナ軍にとって、前線での貴重な味方となる可能性があると製作者たちは語った。
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体高の低いロボット犬は発見されにくい上、敵の塹壕や建物内をサーマルイメージング(熱画像解析技術)で調べることもできる。
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オペレーターはAFPの記者に対し、「偵察任務に就くのはたいてい、非常に高度な訓練を受けた経験豊富な兵士だが、常にリスクにさらされている」「ロボット犬は兵士のリスクを軽減し、作戦遂行能力を向上させる。それが、ロボット犬の主な役割だ」と説明した。
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オペレーターは「ユーリ」と名乗り、英国の軍需企業に勤務していると明かした。
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今回のデモンストレーションで使用された「BAD One」は、稼働時間約2時間のバッテリーを搭載している。より高度なモデルの「BAD Two」は、セキュリティー上の理由から公開されなかった。
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このロボット犬は地雷や即席爆発装置(IED)の検知に役立つだけでなく、戦場の危険地帯に最大7キロ分の弾薬や医薬品を運ぶこともできる。
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またロボット犬がロシアの手に落ちた場合、緊急スイッチを使って全データを消去することができるという。(c)AFP
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ウクライナ紛争では多くのリモート操作のロボットタイプの無人車両、銃を搭載した攻撃ロボット、地雷敷設ロボット、物資や負傷した兵士の運搬や監視目的のロボットが利用されており、戦場の無人化が確実に進んでいる。
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現在、ウクライナの戦場で使用されている無人のロボットは攻撃用も運搬用も監視用も遠隔地(リモート)で人間の兵士が操作している。ロボット自身に搭載されたAIが自身で判断して攻撃を行ってはいない。
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