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気象庁異常気象情報センターの田中昌太郎所長は「体が暑さに慣れていない時期に気温が急に上がる可能性がある。熱中症特別警戒アラートが出なくても高温になれば熱中症の危険性が高まるので十分注意してほしい」と話される通り、日本近海の平均海面水温は5月、6月としては過去最高を更新したほか、北海道の南東の沖合では18日の時点で平年より6度も高くなっているところがあるという。
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なんでこんなに暑いのか。
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黒潮の極端な北上などを背景に2023年から続いていて、気象庁の異常気象分析検討会は2023年夏の北日本の記録的な暑さに影響した可能性があるとしていました。
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海面水温が極端に高くなる「海洋熱波」が原因だという。
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例年なら大気が海水に冷やされることで雲や霧が発生するのだが、「海洋熱波」で大気との温度差が縮まって雲などができにくくなり強い日ざしが直接照りつけたことで大気と海水がさらに熱せられたためという。
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東京大学先端科学技術研究センターの中村尚教授は「今も『海洋熱波』は最強レベルで続いていて、去年の夏と同様、北日本の気温を高くすることは間違いない」と話している。
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海水温の異常現象で日本近海の漁場でも、以前は山口県や三重県産のブリが中心で市場に出ていたものが、ここ2、3年は水揚げ量が急増した北海道産のブリが多くなったという。
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養殖にしても海水温の影響で養殖魚が死ぬ現象が出ている。
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海洋研究開発機構の美山透主任研究員は「東北の太平洋側は南からは暖かい黒潮が、北からは冷たい親潮が流れてくる世界数有の漁場だ。ここ何年かは黒潮の勢力が強く親潮が弱い状況が続き、特に去年ぐらいからは黒潮が流れるはずがなかったところまで到達している。その影響で北から来るサンマは不漁が続き逆に南からのブリやフグ、タチウオなどの量が非常に増えている」と指摘している。
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文字で書くと説明が長くなる。
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気象庁が2007年から「世界の年ごとの異常気象」と題し、前年度の異常データがマップに記入されている。日本だけではなく、世界的規模なのだ。
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民族の大移動と言われるのも、この異常気象が続いている地域からが多いのだろう。
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2007年
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2008年
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2009年
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2010年
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2011年
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2012年
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2015年
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2019年
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2020年
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2021年
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2022年
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2023年
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