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海外建設協会の会員企業52社が2023年度に計上した海外工事受注額は、前年度比11.8%増の2兆2907億円だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた20年度を底に3年連続で受注額を伸ばし、23年度は過去最高の受注額となった。建設会社の海外進出により現地法人の受注が増えている。
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【受注全体の動向】
2023年度海外建設受注は、1,850件、2兆2,907億円となり、前年度に比し、件数は1件減少したが、金額は2,422億円増加した。
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本邦法人の受注は、2,677億円減少し、4,122億円に、現地法人の受注は、5,100億円増加し、1兆8,785億円。
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地域別に見ると、
・アジアは、1兆235億円、
・中東・北アフリカは、171億円、
・アフリカは、501億円、
・北米は、7,878億円、
・中南米は、432億円、
・欧州は、41億円、
・東欧は、1,555億円、
・大洋州は、2,094億円。
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発注者別では、
・公共機関案件は、9,354億円、
・民間企業案件は、1兆3,554億円。
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資金源別に見ると、
・自己資金案件は、2兆1,412億円、
・無償資金案件は、366億円、
・有償資金案件は、1,123億円。
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ODA全体(無償、有償の合計)は、1,489億円で、前年度(3,151億円)に比し、1,662億円減少した。
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アジア開発銀行をはじめとした国際金融機関および、その他PPPなどは、6億円で、前年度(11億円)に比し、5億円減少した。
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契約形態別では、
・施工のみの案件は、1兆5,235億円、
・設計施工案件は、7,625億円、
・PM・CM案件は、0.5億円、
・技術指導案件は、39億円、
・その他案件は、9億円。
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【法人別の動向】
法人別に見ると、本邦法人の受注は、486件、4,122億円で、前年度に比し、件数は60件増加したが、金額は2,677億円減少した。
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本邦法人の受注を地域別に見ると、
・アジアは、2,729億円、
・中東・北アフリカは、46億円、
・アフリカは、501億円、
・北米は、218億円、
・中南米は、358億円、
・大洋州は、270億円、
・欧州および、東欧での受注はなかった。
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現地法人の受注は、1,364件、1兆8,785億円で、前年度に比し、件数は61件減少したが、金額は5,100億円増加した。
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現地法人の受注を地域別に見ると、
・アジアは、7,506億円、
・中東・北アフリカは、125億円、
・北米は、7,660億円、
・中南米は、74億円、
・欧州は、41億円、
・東欧は、1,555億円、
・大洋州は、1,824億円だった。
・アフリカでの受注はかった。
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この結果、本邦法人と現地法人の比率は、18:82で、前年度(33:67)に比し、本邦法人の比率が減少し、現地法人の比率が増加した。
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