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道路舗装の大手「NIPPO」が、国土交通省などが発注した舗装工事で契約にない再生材料を混ぜたアスファルトを使用していた。
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国交省は会社側に、品質の確認試験を行い報告するよう求めている。
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NIPPOによると、国土交通省やNEXCO東日本・中日本から請け負った道路舗装工事で、契約になかった再生材料を混ぜたアスファルトを使っていたという。
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工事が行われたのは、東北自動車道や関越自動車道などの高速道路のほか、羽田空港の滑走路や誘導路などだという。
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斉藤国土交通大臣は23日の閣議後記者会見で、NIPPOに品質の確認試験の実施のほか契約と異なる施工が他にもないかを、調査し報告するよう求めた。
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道路の舗装工事では再生材料が多く使用されているが、大型車の交通量が多いところなどでは耐久性が低くなる可能性があり、斉藤大臣は「品質確認試験の結果をふまえ適切に対応するよう求めていく」とし、道路の安全性について「直ちに問題があるわけではないと考えている」と述べた。
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道路の舗装に使われるアスファルト合材は、アスファルトと石や砂利などを高温で混ぜてつくる。多くがリサイクルされるが、新品より安い一方、耐用年数が短くなる可能性があるとされる。
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NIPPOは20日、国交省や高速道路会社が発注した工事21件で新品ではなく再生材料を含んだアスファルトを使用していたと発表。耐久性などを調べている。
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