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埋立終了後に何故改造するのか?
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津山市押渕の産廃処理業者、「ウエス産業」が運営する安定型最終処分場の排水検査で発がん性物質が毎年のように検出されていると岡山県が発表した。
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以下はその内容であり、本紙も12月2日に記事を掲載した。
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2022年、岡山県が処分場から排出された水を検査したところ、基準値(0.05mg/L)の約4倍の有機化合物「1,4‐ジオキサン」が検出され。「1,4‐ジオキサン」は発がん性が指摘されている。
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検査は県が年に1度行なっており、2019年にも基準値の約5倍の「1,4‐ジオキサン」が検出されている。
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「ウエス産業」は1992年に処分場を稼働し、廃棄物の埋め立てや水の処理などを行っていたが、埋め立ては2014年3月に終わり、現在は処分場と水の管理している。
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ウエス産業が原水口からの採取で、2023年4月から毎月8回採取検査しているが、1,4-ジオキサン(法基準 0.05mg/L以下)を検出したのは8月21日の0.27mg/Lで基準値の5.4倍である。
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ウエス産業のHPを見ると、2022年の8月に0.2mg/L、2021年8月に0.13mg/L、2020年8月に0.36mg/Lと毎年8月に法基準を超えて検出されている。なぜか毎年8月にのみ1,4-ジオキサンが検出されているのが不思議だ。
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報道では施設が老朽化のためではと書かれているが、ウエス産業は排水処理施設は「令和5年6月29日より本格稼働しております」と公表している。排水処理施設が新しくなったはずなのに、8月には1,4‐ジオキサンが基準値以上で検出されている。
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岡山県はウエス産業の排水処理施設を最新設備に更新するため、現在積み立ててある管理費を流用するようだが、今後の施設運用積立金を確保するため、処分場を嵩上げし5年間限定で最終処分場を運営するようだという情報もある。
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岡山県内で埋立完了した安定型処分場がゾンビのように再生しようとしたり、ゾンビ再生したのは他にもある。
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次回掲載するゾンビ処分場は、閉鎖してからも、再開してからも、一度として「正式に処分場から排出された水を検査した」形跡がないのであるが、現管理下の行政は「1,4‐ジオキサン」が検出されていることを把握しているが、公表すらしていないのだ。
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続きは次回で。
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