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入札参加資料作成等にアドバイスし謝礼を約束!
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新陽工業・逮捕の翌日に水道工事を落札!
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三重県企業庁発注の水道設備工事を巡る贈収賄事件で、県警は11月16日、受託収賄容疑で逮捕された元県職員小野弘春容疑者(60)ら3人を津地検に送検し、関係先を家宅捜索した。
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小野容疑者のほかに送検されたのは、県伊勢農林水産事務所農地海岸保全管理課長酒德和也容疑者(57)と、四日市市塩浜の土木工事会社「新陽工業」社長新井政智容疑者(45)。
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小野、酒德両容疑者の送検容疑は令和3年7月ごろ、桑名市西方の水道管制水弁取り換え工事で、入札に参加するための資料作成に助言や指導する謝礼として、新井容疑者から現金を受け取る約束をした疑い。
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酒德容疑者は16日正午ごろ、四日市南署から津地検に向かった。小野容疑者も同日午後1時ごろ、四日市北署を出発。2人とも報道陣の呼びかけには反応せず、下を向いたまま警察車両に乗り込んだ。
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県警は小野容疑者が事件当時に勤務していた北勢水道事務所などを家宅捜索。北勢水道事務所では午前9時半ごろに捜査員らが立ち入り、約4時間半後に段ボール15箱分の資料約60点を運び出した。
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三重県企業庁発注の水道設備補修工事の入札を巡る贈収賄事件で、贈賄容疑で逮捕された新井政智容疑者(45)が社長を務める土木工事会社「新陽工業」が、社長が逮捕された翌日の16日にも四日市市発注の水道工事を約3億6千万円で落札していた。
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市によると、同社が落札したのは、市内の複数箇所にある水道管を耐震化する工事。市上下水道局が10月2日に入札を公告し、11月16日に開札した。工期は令和7年1月末まで。
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この入札は、総合評価方式で実施。参加した6社の入札金額は同じだったが、新陽工業は技術提案などの評価点で最も高かった。
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上下水道局は16日に落札結果を同社に電話で伝えた上で、17日付で契約を交わした。同社側からは、開札前などに入札を辞退する申し出はなかったという。
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役員が有罪判決を受けた会社は入札参加資格を停止するなどの行政処分が出されるが、逮捕直後での行政処分はない。今後、市が行政処分を出したとしても過去の契約にさかのぼって適用されることはない。
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受託収賄容疑で逮捕された元県職員の小野弘春容疑者(60)と、県伊勢農林水産事務所農地海岸保全管理課長の酒徳和也容疑者(57)が、市発注の入札にも関わりがあったかどうかは分かっていない。
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上下水道局総務課は取材に対し、入札に不審な点はなかったと説明。「事件は報道で知ったが、同社からの提出書類も整っており、粛々と契約した。いずれにせよ、工事はしっかり進めてほしい」としている。
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事件では小野、酒德両容疑者が令和3年7月ごろ、県企業庁が発注する工事の入札で、技術資料の作成について指導するなどの便宜を図る見返りに、現金を受け取る約束を新井容疑者と交わしたとされる。
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