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群馬県内32カ所で使用!
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建設業者22社に工事のやり直し求める!
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群馬県が発注した土木工事のうち少なくとも32カ所で規格を満たしていない側溝が使われていたことが分かり、県は建材メーカーなどに聞き取りを行うとともに、受注者に対し工事のやり直しを求める方針。
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県によると、規格を満たさない側溝の使用が判明したのは、西毛地域の県道や国道など32カ所です。
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これらの側溝はいずれも安中市の建材メーカー「磯貝建材」の製品で、道路に設置されるU字型の側溝のうち鉄筋の本数や形状・太さが県の規格を満たしておらず、通常の製品よりも耐久力で劣る可能性があるという。
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2023年2月に、甘楽町で行われていた林道工事の現場を県が確認した際、コンクリートの異常に気が付き中身を調べたところ発覚したという。
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磯貝建材の側溝が使われた工事のうち資料が残る過去5年間について県が調べたところ、34カ所のうち32カ所で規格と異なる側溝が使われていて、長さはおよそ3kmに及ぶという。
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磯貝建材は県の聞き取りに対し、この側溝の製造を認めたうえで、「いつから作っていたかは経営者の交代があり分からない」と回答した。
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これらの側溝が崩れるなどの被害は、現時点で確認されていないが、県では、工事を受注した建設業者22社に対し工事のやり直しを求める方針。
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また、磯貝建材に対しては製造工場での立ち合い検査などを一部省略できる県の承認制度について取り消す処分をした。
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山本知事は、この件に関して9月1日の会見で次のように述べた。
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「公共工事の適正性を維持するという観点、また県民の安心安全を守るという観点からもまずは、手直し工事などによって道路の安全性の確保に県として万全を尽くしていきます。そして、今後二度とこのようなことが起きないよう厳正に対処してまいります」(山本知事)
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磯貝建材の製品は、一定の品質を満たしている群馬県型側溝(GpU)として、2017年から県の承認を受けていた。承認を受けると、県による検査手続きの一部が省略される。
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県によると、2023年2月、甘楽町の林道整備工事で、外見から品質が劣ると見られるコンクリート側溝が見つかった。詳細に調べたところ、中に入っている鉄筋が県の定めた規格と比べて細く、本数も少ないことが確認できた。
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鉄筋の太さや本数が規格を下回ると、必要とされる強度がなくなり、大型車両が側溝の上を走った時、重さに耐えきれず破損するリスクが高まる。現時点では、破損などは見つかっていないという。
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今後、32カ所以外に規格外製品が確認された場合も、道路工事の受注業者に補修を求める。
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