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   .2023.04.25.
  シャブコン出荷の畿北アサノコンクリート工業:被害拡大!
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NSI福知山スイミングスクールも開業延期!
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 本紙3月9日掲載の記事以降、近畿地整、兵庫県、福知山市の公共工事でも偽装コンクリートで施工した現場が発覚している。
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【近畿地整 発表】
2023年3月8日
「コンクリートの納入に係る不正行為について」
概要
 近畿地方整備局福知山河川国道事務所及び京都府発注工事において、配合を偽ったコンクリートが納入されている事実が確認されましたのでお知らせします。
 今回判明した工事以外に、不正行為が行われている可能性がないか、引き続き調査を進めるとともに、不正が明らかになったコンクリート構造物の安全性の確認と、今後の対応について検討を進めます。
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1.不正を行ったコンクリートプラント
 畿北アサノコンクリート工業株式会社(JIS認定工場)
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2.現在把握している不正行為
 発注者の定める仕様書において、納入するコンクリートの水セメント比を60%以下で配合することを規定していたが、実際は60%を超える水セメント比(※)で配合されたコンクリートを、60%以下のものと偽って出荷していた。
 ※水セメント比(W/C)=水の質量/セメントの質量
  値の大きい方が水の量が多く、硬化時の強度は小さくなる
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3.偽装したコンクリートが使用された工事
 別表参照願います。
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4.当面の対応
○今回判明した工事以外に、不正行為が行われていないか、引き続き調査を進めます。
○不正が明らかになったコンクリートを使用した構造物の健全性、耐久性などについて調査し、対応について検討を進めます。
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「堤防工事で偽装コンクリートの業者、建築工事にも納入」 
水の割合多く低強度
2023年3月16日
 京都府福知山市の「畿北アサノコンクリート工業」が由良川堤防工事などの土木工事で水配合を偽ったコンクリートを納入していた問題で、国土交通省近畿地方整備局は3月16日、同社が建築工事でも同様のコンクリートを納入していたと発表した。
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 同局の聞き取りに対し、同社は施工者らの指定より水の割合が多く、強度が低いコンクリートを製造、納入していた事実を認めたという。
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 同局は出荷先や建築物の安全性などの調査を指示した。
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【JIS認証の取り消しについて】
2023/04/11
畿北アサノコンクリート工業株式会社に係るJISマーク表示認証の取り消しについて
 一般財団法人建材試験センターは、2023年4月11日付けでJIS認証事業者である畿北アサノコンクリート工業株式会社のJISマーク表示認証を取り消しました。
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 2023年3月24日にJIS認証事業者である畿北アサノコンクリート工業株式会社に対し臨時の審査を実施したところ、購入者に提出した配合表(納入書に記載)と異なる配合の製品を納入し、かつ、原材料の計量記録が適切に保存されていない等の状態で、長期間にわたりJISマーク品を出荷していた事実を確認しました。
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 審査内容を検討した結果、その不適合の内容が重大であると判断したため、省令に基づき下記のJISマーク表示認証を取り消しました。
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               記
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・認証番号:TC0508047
・認証取得年月日:2008年9月8日
・認証事業者名:畿北アサノコンクリート工業株式会社
・認証工場の住所:京都府福知山市字岩間小字塩津17の1番地
・日本産業規格の番号:JIS A 5308
・日本産業規格の種類:レディーミクストコンクリート  以上
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一般財団法人 建材試験センター 製品認証本部
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<畿北アサノコンクリート工業の筆頭株主である西田工業㈱が施工した現場>
「コンクリートの納入に係る不正行為について」
弊社施工の以下の工事について、弊社がコンクリートプラント(畿北アサノコンクリート工業株式会社 JIS認定工場)へ発注した配合と異なるコンクリートが納入されている事実が確認されましたのでお知らせします。
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・由良川前田地区堤防整備他工事
  (発注:福知山河川国道事務所)
・由良川公庄地区他堤防整備工事
  (発注:福知山河川国道事務所)
・由良川前田地区下流高水護岸他工事
  (発注:福知山河川国道事務所)
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 西田工業㈱は以下のコメントを発表。福知山河川国道事務所様の調査および指示に全面的に協力してまいります。
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国土交通省 近畿地方整備局 
建政部 建築安全課 課長 中田 猛
2023年3月16日
「建築工事におけるコンクリートの納入にかかる不正行為について」
概要
 京都府福知山市の畿北アサノコンクリート工業(株)が、近畿地方整備局福知山河川国道事務所等の発注工事において、配合を偽ったコンクリートを納入していた事実が確認されたこと(令和5年3月8日公表)を受け、同社に対しヒアリングを実施したところ、建築工事においても配合を偽ったコンクリートを納入していた旨の報告がありました。
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 今後は、不正が行われたコンクリートが建築工事に納入された事案について調査を実施し、必要な対応を進めてまいります。
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1.不正を行ったコンクリートプラント
 畿北アサノコンクリート工業株式会社
(JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)の認証製造事業者)
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2.コンクリートプラントより報告を受けた不正行為
 施工者等から指定された強度のコンクリートとするため一定の配合(セメント・骨材・水等の比率)で製造すべきところ、指定より低い強度のコンクリートの配合で製造し、指定された強度のコンクリートと偽って納入していた。
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3.国土交通省の対応
 畿北アサノコンクリート工業(株)からの報告を受け、配合を偽ったコンクリートが建築工事に納入された事案について、出荷先・使用部位等の調査・報告等を指示しました。
 調査の結果、配合を偽って納入されたコンクリートが、建築基準法の規制対象部位に使用されていることが確認された場合は、納入されたコンクリートを使用した建築物の安全性の確認及び是正等の対応を同社にて実施する方針と聞いています。
 国土交通省としては、同社により迅速・円滑な確認及び是正等の対応が実施されるよう、関係特定行政庁と連携して対応してまいります。
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 事件の発端は、23年2月下旬、府に届いた封書による通報がきっかけで発覚した。
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 福知山河川国道事務所が発注したのは、いずれも福知山市内にある由良川前田地区の堤防(工期22年3月~23年3月、工事費約2億4000万円)と高水護岸(21年3月~22年2月、約1億3000万円)、公庄(ぐじょう)地区の堤防(21年6月~22年3月、約1億8000万円)。使用箇所は堤防に付属する水路などだった。全て畿北アサノコンクリート工業の筆頭株主の西田工業(福知山市)が施工した。同社の西田卓央専務は畿北アサノの社長を兼ねる。
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 民間工事にも被害が出た。老朽化した福知山市温水プールの代替として民間会社が建設した温水プールについて、市などは24日、使われたコンクリートの仕様に不正の疑いがあり、使用開始を延期すると発表した。5月8日に開始する予定だった。
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 関西でスイミングスクールなどを手がける「エヌ・エス・アイ」(本社・大阪市)が市有地の貸与を受けて建設した。同社は市温水プールでスイミングスクールを開講しており、8日以降新たなプールに移る予定だった。
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 3月になって、国土交通省発注の堤防工事などで、畿北アサノコンクリート工業(福知山市)がコンクリートの配合を偽ったことが判明。新プールにも同社のコンクリートが使われていることが分かった。府建築指導課によると、コンクリートの品質が建築基準法上の基準を満たしていなかったという。
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 市は急きょ、4月末で閉鎖するはずの市温水プールを続けることにした。だが、いつまで続けるかは未定だという。
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 国交省近畿地方整備局によると、配合不正のコンクリートが使われているのは、これまでに京都府で47件、兵庫県で8件分かっているという。福知山市はこの日、市発注の公共工事38件で畿北アサノのコンクリートが使われ、うち7件で不正が判明したと発表した。残り31件についても不正がなかったかどうか調査する。
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