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   .2023.01.24.
  国交省中部地整入札:中部空港沖・埋立官製談合!
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名古屋港湾事務所長・藤田亨容疑者 逮捕!
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丸昇石材(尾鷲市)元会長・小倉章弘容疑者 逮捕!
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 中部空港(愛知県常滑市)の沖合に建設予定の新滑走路工事を巡る入札情報を漏らしたなどとして、愛知県警は24日、国土交通省名古屋港湾事務所の元所長・藤田亨(60)と採石業者「丸昇石材」(三重県尾鷲市)の元会長・小倉章弘(65)の両容疑者を官製談合防止法違反などの疑いで逮捕した。
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 建設計画がある空港沖の土砂埋め立て事業で、護岸建設に使う石材調達を巡る入札情報を漏らした容疑で、県警は2人の間に金品の授受がなかったかなどを調べる。
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 逮捕容疑は中部地方整備局が発注し、2021年2月に実施された2件の石材調達の一般競争入札に絡み、藤田容疑者が同月ごろ、非公表の入札情報を小倉容疑者に漏えいし、公正な入札を妨害したとしている。県警は2人の認否を明らかにしていない。
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 県警によると、藤田容疑者は予定価格を算出するために必要な石材の単価に近い金額を、無料通信アプリ「LINE」などで小倉容疑者に伝え、丸昇石材はその情報を基に落札したとみられる。2人は十数年前に共通の知人を介して知り合ったという。
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 2件の入札は中部空港沖に整備している土砂処分場の護岸建設に使うため、①60万m3②40万m3の石材を納入する内容。入札には丸昇石材のみが参加し、①を41億4000万円で、②を27億6000万円で落札した。落札率はいずれも95・1%だった。
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 不正の疑いが持たれているのは、国土交通省中部地方整備局が石材計100万m3を調達するために実施した2件の入札だ。石材は愛知県常滑市の中部空港沖に整備中の土砂処分場の護岸を造るために使われており、県は土砂の埋め立て地に新滑走路を増設する構想を打ち出している。
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 中部地方整備局によると、名古屋港には年間約30万m3の土砂が河川から流れ込む。しゅんせつ工事で取り除いた土砂は、港内の人工島「ポートアイランド」に仮置きされてきた。
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 しかし、既に受け入れ量は限界近くに達し、中部地方整備局は空港沖に新たな処分場の整備を計画。埋め立て予定地は空港島の西側(230ヘクタール)と南東側(60ha)の2カ所で、埋め立てられる土砂は合わせて約3800万m3に上る。
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 丸昇石材が納入した石材は、処分場を形作るために建設する護岸の基礎となる。石材の海中への投入作業は2022年2月から始まり、西側だけでも800万m3の石材が必要となる。土砂の埋め立て完了までに西側だけで約15年、南東側を含めると約32年かかる。
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 県は、西側の埋め立てが終わる2037年度以降に、約3500mの新滑走路を設ける方針を明らかにしている。
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 逮捕容疑は、中部地方整備局が発注した石材調達業務2件の一般競争入札に関し、藤田容疑者が2021年2月ごろ、予定価格算出の根拠となる石材1m3当たりの単価に近い価格を小倉容疑者に漏えいし、入札の公正を害した疑い。
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 藤田容疑者は、国交省港湾局の技術企画課港湾保全政策室長などを経て19年に名古屋港湾事務所長に就任。22年3月に定年退職し、現在は一般財団法人「港湾空港総合技術センター」(東京都千代田区)の建設マネジメント研究所副所長を務めている。
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