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2006年ごろから談合が!
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発注規模は20億円弱!
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名古屋市が発注する市立中学校の給食業務の入札で談合したとして、公正取引委員会は1月17日午前、給食大手の「コンパスグループ・ジャパン」(東京都中央区)や「魚国総本社」(大阪市西淀川区)の愛知県内にある拠点など7社に対して独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで立ち入り検査を始めた。
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他に立ち入りを受けたのは、日本ゼネラルフード(名古屋市中区)▽メーキュー(同守山区)▽ミツオ(同熱田区)▽松浦商店(同中村区)▽葉隠勇進(東京都港区)――の愛知県内にある本社や支社。
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7社は2006年ごろから、名古屋市が競争入札で発注する市立中学校の給食業務を巡り、事前に受注業者や入札金額を決める談合をした疑いがある。業務内容は給食の調理や配送、食器具の洗浄など。同市は「スクールランチ」と称して生徒たちが複数のメニューから選択できる方式を採用しており、給食を選ばない弁当の持参も認めている。05年度までは業者側と随意契約する方式だったが、06年度に入札方式に切り替えたのを機に談合が行われるようになったとみられる。
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各社は十数年前から、名古屋市が区ごとに発注するスクールランチの調理業務委託入札で談合し、落札する業者や価格を決めていた疑いが持たれている。ほぼ7社が契約を独占していたという。公取委は入札方式が導入された2006年ごろから談合が行われるようになったとみている。
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名古屋市立中学校は111あり、生徒数は計約5万人。1校を除き「スクールランチ」方式を利用し、利用校の生徒が給食を選んだ割合は21年度は51%だった。同市の年間の給食業務の発注規模は20億円弱という。
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「中学校スクールランチ」は生徒が複数のメニューから食べたいものを選択する方式で、名古屋市ではほぼすべての公立中学校で実施されている。
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各社は
「魚国総本社」は「公正取引委員会の検査には誠実に対応させていただきます」とし
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「コンパスグループ・ジャパン」は「事実関係を確認中です」としています。
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「日本ゼネラルフード」は「担当者が不在でコメントできない」としている。
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