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発注局・埋設管の有無確認せず!
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市発注工事が連続してミスを起こし、1つは半分以上仕上がっていた公民館を解体し、立て直すということが起き、もう一つは地区活動センター建設工事で地下埋設管が確認ミスで重機が下水管を破損し水浸しとなり、設計図を作り直すことになり、完成時期が、公民館は9か月、活動センターは5ヵ月遅れとなる。
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建設工事が半分程度まで進んでいた岩手県盛岡市の公民館で、床の高さを設計より約27㎝低く造るミスがあったことが判明し、市は取り壊し後、建て直す方針。完成は9カ月遅れる予想。
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測量ミスが判明したのは、2022年3月から工事が進められていた好摩地区公民館・巻堀出張所。
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市によると、この建物は設計では床の高さが地盤から60㎝とされていたが、測量ミスにより約27㎝低い33㎝で工事が進められていたことが9月、施工業者からの報告で判明した。
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建物は市の緊急避難場所に指定される予定で、床が低いと大雨で浸水する可能性が高くなることなどを理由に、市は基礎の部分からすべて取り壊し、建て直すことを決めた。
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工事は9月の時点で進捗率52%まで進んでおり、完成は当初予定の11月末から9カ月遅れの2023年8月末となる見込。
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盛岡市教育委員会 梅原格生涯学習課長
「市民の皆さんに今回の工期延長についてご迷惑をおかけしたことを心よりおわび申し上げます。(施工・管理担当した)2社からは『大変申し訳なかった』と謝罪を受けた」
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今回追加で発生する費用はすべて施工業者などが負担し、公民館の業務は建物の完成まで既存の施設で行われるという。市は今後、再発防止のため、施工業者などと綿密に連絡をとりながら工事を管理していくとしている。
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もう1つの工事ミスは、加賀野地区活動センターの建設工事で地下の下水管を誤って破損、建物の設計の変更が必要となり、利用開始が5カ月遅れる見込。
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盛岡市の加賀野地区活動センターでは2022年7月から現在の施設の隣に新しいセンターを建設する工事が進められていた。
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市によると9月30日、建築業者が建物の基礎を整備するため掘削工事をしていたところ、地下の下水管を重機で破損させたという。
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下水管はすぐに修繕され住民生活に影響はなかったが、建物の設計の変更が必要となり、完成時期2023年9月と、当初予定から5カ月遅れるもよう。
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ミスの原因は、市の担当者が施工業者に下水管の情報を提供していなかった。
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盛岡市市民部 藤沢厚志部長
「上下水道局に(下水管があるのか)確認するのが手順だったが、担当者がそこに下水管が入っているわけがないと思い込んでしまい、設計業者へ情報が提供できなかった」
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総事業費は当初7億7000万円あまりだったが、設計の変更や工期の延長などで1300万円あまり増える見込み。
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盛岡市市民部 藤沢厚志部長
「利用者の期待を裏切りおわびする。事前の確認作業を徹底して再発防止に努める」
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