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チェコでヒートポンプ式温水暖房機増産!
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パナソニック15万台・中国1000万台輸出!
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パナソニックは、欧州でヒートポンプ式温水暖房機を増産するため、チェコ西部のピルゼン市にある工場へ2025年度までに約200億円を投資すると発表した。同年度には生産台数を現在の年間15万台から50万台に引き上げる。
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ヒートポンプは、ガスや石油による燃焼方式に比べ、CO2排出量の大幅削減を実現する技術として注目を集めています。「ヒートポンプ」は大気中などの熱を集めて移動させるシステムです。電力は熱を運ぶ動力として使うため、少しの電力で大きな熱を利用することができる。
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中国メディアの第一財経は、エネルギー危機が深刻化している欧州向けの中国の空気熱源ヒートポンプ輸出が激増していると2022年9月6日、報じた。
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ウクライナ紛争の影響により欧州におけるエネルギー危機がますます深刻化しており、欧州諸国ではエネルギー構造転換を加速する動きが見られるとともに、全市民によるエネルギー節約運動が起きていると紹介。8月30日の欧州の電力システム平均価格は1ギガワット時当たり約462ユーロ(約6万5000円)で、年初の6倍にまで増加したことなどを伝えた。
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2022年に入って中国から欧州への電気暖房機器、電気カーペットなどの輸出量が激増しており、中でもクリーンエネルギーを用いる空気熱源ヒートポンプの輸出が爆発的な成長を見せていると紹介した。
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2021年中国から欧州に輸出された空気熱源ヒートポンプが約200万台で、2022年は1000万台に達する可能性があるとしたほか、2022年1-6月の中国空気源ヒートポンプ業界売上高が71億9300万元(約1460億円)で前年同期比30%増、そのうち輸出分は34億5000万元(約700億円)で68.2%増と大きく増え、上位の輸出先であるイタリア、ポーランド、オーストラリア、スペインの輸出額がいずれも同50%以上増加したと伝えている。
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米国、カナダ、イタリア、ドイツ、英国など多くの欧米諸国では、政府が空気熱源ヒートポンプの普及に向けた有力な補助政策を打ち出しており、欧州では1台購入すると最大5000ユーロ(約70万円)が助成されると紹介した。
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