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世の中が変わり・警察も劣化が始まった!
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事件が発生し慌てた警察庁・警護の強化を全国に指示!
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不思議なものだ。いま、警察庁から全国道府県本部の人事に地元生え抜きを抑えつけるごとき、お仕着せ人事が横行している。警察の機構そのものが官僚化しており、所轄の警官や刑事が市民を守るため自由に行動しているわけでない。
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警官は時間が来ると所轄署から交番に向かい、決められた時間に警らに回る。交番勤務中に起きた出来事は日報に書き提出する。この間には落とし物から、喧嘩、ひったくり、店舗の万引き、窃盗、傷害と実に多くの事件を扱い、それにつれて報告書も多くなり書いている最中に、次の事件が起き現場へ走る。事件が連発すると、報告書の仕上げも送れ、いつの間にか提出も忘れてしまう。
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刑事にしても自由に動いているわけでは、上司の許可を得て動いている。事前許可、情報収集、収集が終わったなら終了の連絡をし、指示がなければ帰り報告する。
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まさに管理、管理で明け暮れている。
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警察庁から派遣されている管理職部門は第一線経験がない者が多い。それでも現場指揮をしている。
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奈良市で7月8日に起きた「安倍元総理襲撃射殺事件」。警備体制の不備を突かれた襲撃であったことは奈良県警鬼塚本部長の記者会見も、「警備で問題があったこと否定できない」、「死亡される結果になったことは痛恨の極み。警護に関する問題があったことは否定できない」と述べた。
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警察庁は7月8日、全都道府県警に警護の強化を指示した。
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大手の社会部記者は、「今回、奈良での演説は前日に決まったものだった。そのため、奈良県警の警察官と警視庁のSP複数人が対応に当たったものの、通常より数は少なかった。さらに背後を狙われたため、銃を構えた容疑者の姿にSPらが瞬時に反応できなかったようです。1発目から2発目の間には数秒の時間差があったにもかかわらず、安倍元総理に当たるのを防げなかった」
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7月9日に福井市で行なわれるはずだった演説でも、元総理という立場を考慮したいわゆるVIP対応の警備体制ではなく、通常の警備が予定されていたという。福井県警関係者はこう話す。
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「安倍氏は9日、福井の自民党公認候補の応援演説に入る予定でした。候補者は前半はリードしていたものの、元立憲民主党県代表の無所属候補に猛追されていたため、福井県連が焦って安倍氏に応援の要請をしたようです。急遽要請したため、警備体制は通常の警備の予定でした」
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急遽決まった演説とはいえ、奈良の警備体制を見ると、あれだけ背後がガラ空きの状態での警備はあまり見たことがありません。安倍さんのような大物は演説も急遽決まることが多い。今後の選挙演説のためにも、警備体制を見直さなければいけないとの声が出ています」
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だが、奈良近鉄西大寺駅前のロータリーの様な交通煩雑なところで、40㎝程度の演台の上で演説する事に対し、所轄署が許可を出したことに違和感を覚える。
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宣伝カーを止めてそのうえで演説ならわかるが、あんな低い演台の上で、交通制御もせずに「交通警備員の誘導」だけで車両整理しているが、演者めがけて車が突っ込んできたらどうするつもりだったのだろう。
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申請した朝日候補陣営や自民党県連本部の緊張感のない警備方法も問題となる。
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神奈川県警は各陣営に多数の制服警官を配置。那覇市で茂木幹事長の演説では上空でヘリが旋回。京都選挙区の新人候補では党幹部の応援演説に、陣営スタッフの数人が防弾チョッキを着用。
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銃撃があった奈良選挙区の新人は街頭演説では壁を背にし、壁のないところでは選挙カーの前に立つようにした。
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岸田首相の街頭演説では、富士吉田市の会場では金属探知機が設置され、警官による手荷物検査が行われ、山梨県警では通常の2~3倍に当たる数百人規模で警備にあたり、岸田首相が選挙カーの上で演説している間は、警官らが聴衆の間に入り目を光らせた。
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警察官が配置されたことで、聴衆にとっても安心感を感じ、不審者が見えた場合すぐ知らせるという効果が期待できる。
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大臣や党幹部が応援演説をするときの警護体制は公費を中心とした警察となるが、無名新人候補者や元議員まで手が回らない。
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これからは、議員候補者や現役議員も「自分の警護は自分で」ということになる。党本部や県連本部が「議員警護の対策」を模索することになるだろう。
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