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   2022.06.19.
  参議院選挙:本当に必要な議員数は!
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党利党略に利用される能無し議員・常識は求めない!
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政党にとって利用価値は議会で数を示す・1票!
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 6月22日告示、7月10日投票の参議院選挙がもう始まっている。
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 立候補者の顔ぶれを見ても新鮮味はまるでない。相変わらず集票狙いのタレント候補がネットを賑わしている。
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 現職議員、落選議員、新顔が入り乱れて立候補しているが、どうも建前と本音にギャップが見えている。与党、野党、、無所属と色目は分かれているが、参議院は当選すると6年間は議員を務めていれる。当選当初は地元有権者に対し頭を下げ感謝の意思を示しているが再選で回数を重ねてくると、応援者のおかげという意識は薄れ「自分の実力」で当選したという意識が態度に現れてくる。
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 落選議員が返り咲いた時は、新人が当選した時より当選のありがたさが分かっているので、感謝感激の言葉が雨あられのように出てくる。返り咲きを狙って出馬した候補者が運動の努力の甲斐もなく落選したときの候補者がどのような言葉を発するのか、色々な敗戦の弁もあろうが、応援者のいる選挙事務所に姿を出さない候補者もいる。定番の「私の力不足」という言葉は党に逆風が吹いていた中での敗戦なら分かるが、党勢の勢いが良い中での落選は本人に欠陥があるからだろう。大抵は、議員風を吹かせていた日頃の態度に有権者がソッポを向いたかだ。落選して、始めて気が付くことであろう。
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 国会議員になって何をするのか?、大抵の議員は有権者、国民のためという。地元の意見を国政に生かすと声高に言う。
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 衆議院の選挙区割りが新聞に出ている。10増10減案に、選挙区減少地区の議員は猛反対だ。国に地元の意見が届かなくなると、、、。国会議員がいう地元声とは何か。人口減少の中、人口減少が激しい地区は公共工事の補助金確保も満足でない。老人対策費も、子供対策費も同様である。議員が狙うのは当選できる選挙区に居れるのか否かなのだ。
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 もうそろそろ地方も含め議員定数を大幅に減らす方向へ行くべきだが、現職議員は大反対である。当選確定ラインに入っている議員は選挙戦で特別慌てなくても当選できるが、議員数が減ることになると当選が危うくなるからだ。
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 議員が落選すると衆議院では原則4年、参議院は6年間選挙がない。その間、落選議員は議員報酬も文書費も議員特権の交通パスもない。全て手弁当で来るべき選挙に向け「失地回復の運動」をしなければならないのだ。それに耐えられないのは、早々と議員になるのを諦め方向転換するのだが、何をするのかは別として「成功は1割」と見たほうが良いのだろう。
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 最近、週刊誌・Netを賑わしている議会・議員ネタがある。有名だから読者も御存じだろうから、多くを書かないが、さわりを少々、、、。
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・安芸高田市の市長が当選後の市議会で、鼾をかきながら寝入る議員のことをネットに書いた。これについて、議会側が市長を呼びつけ一部の市議から批判されたのだ。そして10月1日、石丸市長はその時の様子をない度ネットに書いた。議会から異例の呼び出しを受けました。居眠り事件について話がある、と。数名から、議会の批判をするな、選挙前に騒ぐな、事情を補足してやれ、敵に回すなら政策に反対するぞ、と説得? 恫喝(どうかつ)? あり。と。市長と議会の対立はエスカレートし、恫喝したとされる市議が6月9日、石丸市長の虚偽の発言で名誉を傷つけられたとして500万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴した。
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 市長は議員定数1を半分の8にする6と条例改正案を提出したが賛成1、反対14で否決された。対立は行きつくところまで行きそうな気配だ。
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・自民党 吉川赳衆院議員(岸田派)の「18歳女子大生にパパ活・飲酒疑惑」。吉川議員は自民党を離党し、現在は姿をくらましたままである。議会も世論も議員の恥さらしと糾弾しているが、その最中でも毎月払う文書交通費100万円は吉川議員に支払われている。
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 議員とは何なのか?これからも選挙カーがお願い一色の騒音をまき散らしながら街々を走り回る。二世三世議員の何%が、地元の要望を要請を受け国政に反映させるというが、その要請要望は市町村議会、都道府県議会が吸い上げ、国会議員にバトンタッチし国政へとつないでいる。
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 国会議員の選挙は、地盤の市町村議員や都道府県議員が地元有権者をまとめ、候補者へ投票するよう取りまとめるというピラミッド式が確立されている。地方議員の数が減るということは、国会議員の当落に直接影響する。議員数削減は地方議員・国会議員にも多大な影響がある。
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 政党にとって、本当に必要な議員数は現在の5割増しだろう。野党の力が驚異的に伸びる見込みがない現代、議員の数が増えるほど、弱小政党が多くなり「与党系政党が増え、過半数以上を望める」ようになるからだ。
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 4年1期、6年1期で議員を辞める計画で、議員報酬や文書交通費、パーティ費を貯えるなら、いい商売かもしれない。選んだ選挙民は詐欺にあったようなものだが、人を見る目がなかったのだから、文句を言えまい。
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衆議院議員の定数は465人(小選挙区289人、比例代表176人)
参議院議員の定数は248人(比例代表100人、選挙区148人)
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衆参両院の国会議員の議員定数を合わせると、713人となる。
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