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   2022.06.11.
  東洋建設㈱・TOB:インフォニアHD断念・YFOが買収か!
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YFO・Yamauchi-No.10FamilyOFFice(任天堂創業家一族)!
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 5月20日、インフロニア・ホールディングス㈱は「東洋建設(株)に対する公開買付の結果」を発表した。端的に言うなら、買付予定数 75,280,468株、下限予定数43,837,790株に対し、応募数は4,051,830株しかなく、5月19日をもって終了となった。
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 応募数が10分の一にも満たなかったことは、4月15日にYFO・Yamauchi-No.10FamilyOFFiceから東洋建設に書簡が送られ22日まで質問回答が行き交っていた。
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 前後20頁となる文書が4月22日に東洋建設HPに掲載されているので読まれた読者もおられるでしょう。この中で、
1.敵対的買収を意図するものではない。
2.純投資としての買付を行ってきた。
3.前田建設等の買い付け価格770円に対し、YFOは1000円である。いずれも1株単位。
4.投資期間は限定されず、長期的な成長・企業価値向上を目指した投資である。
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 請負事業である建築事業を伸ばしていく貴東洋建設と脱請負を強烈に進めようとしているインフロニアの経営方針は逆の方向を向いており、相容れない思想なのではないかと懸念している。
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 貴東洋建設が、インフロニアの子会社となった後のホールディングスの具体的な体制や東洋建設から取締役・役員への参画について記載がない。今後、競合他社と伍して行くためには洋上風力や海外事業のために100億円を優に超える投資が必要と推察しているが独自の財務戦略の決定権を持つことについても記載が見当たらない。また、従業員の雇用維持についても記載が見当たらない、としている。そして、株主であるYFOは、経営陣の皆様と同じくらいの想いで東洋建設のことを考えていますとある。
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 文言的に、YFOは親切ファンドに見えるが、文章中身は強引さの塊に満ちている。
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 東洋建設が海洋土木では第一人者であり、企業価値をどこまで理解しているか分からないファンドの言葉を100%理解するだろうか。YFOの本当の狙いが判然としない不安もあるだろう。
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 つづく