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業績の先行指標となる単体受注高は民間投資が回復基調にあることや堅調な公共投資の推移などで13社が増加。引き続き新型コロナウイルス感染の再拡大など先行き不透明な部分はあるものの「国内外ともに決して市場環境は悪い状況ではない」(複数のゼネコン)との見方が強い。
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今後も厳しい状況は続くことが予想され、生産性向上や原価低減などの取り組みも一層求められそうだ。
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【三井住友建設】
5月11日に発表した2022年3月期の経常損益は-83億4000万円、直近のIFISコンセンサス(-10,000百万円)を16.6%上回る水準だった
22年3月期の連結経常損益は83.4億円の赤字(前の期は130億円の黒字)に転落したが、従来予想の108億円の赤字を上振れて着地。23年3月期は135億円の黒字にV字回復する見通しとなった。
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今期の年間配当は前期比2円増の22円に増配する方針とした。
直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比64.3%増の33.3億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.2%→3.3%に改善した。
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【西松建設】
5月11日に決算を発表。22年3月期の連結経常利益は前の期比9.0%増の234億円になった。同時に、今期の年間配当は前期比64円増の285円に増配する方針とした。
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直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比37.2%減の46.8億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の8.5%→5.3%に大幅悪化した。
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【NIPPO】
ENEOSホールディングス㈱は、特別目的会社であるロードマップ・ホールディングス合同会社を通じ、株式会社NIPPO(1881)の普通株式を公開買付けし、2022年3月29日をもって上場廃止となりました。
2022年3月期の売上高は4366億5500万円(前年比-2.0%)、営業利益は388億6500万円(前年比-13.0%)、経常利益は407億7100万円(前年比-12.0%)、純利益は264億5100万円(前年比-14.9%)だった。
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【戸田建設】
2022年3月期の連結決算で、純利益は前期比6%減の185億6000万円となった。
2022年3月期の売上高は前期比1.1%減の5015億900万円、営業利益は同12%減の243億8500万円、経常利益は同7.4%減の281億1100万円だった。3期連続減益になる。
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今期の年間配当は前期比1円増の27円に増配する方針とした。
直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比39.5%減の81.8億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の8.6%→5.4%に大幅悪化した。
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