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増収となったのは手持ち工事を順調に消化した鹿島や大林組、大成建設、清水建設、長谷工コーポレーション、フジタなどだった。期首手持ち工事の減少や海外工事の遅延などで多くのゼネコンが苦戦した。
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工事の採算性を示す単体の完成工事総利益(粗利益)率は、国内外の大規模建築事業で工事引当金を計上した企業などで大幅に低下。
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2桁台だったのは鹿島や大成建設、長谷工コーポレーション、インフロニア・ホールディングス(HD)などだった。
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【長谷工コーポレーション】
2022年3月期の連結決算で、純利益は前期比12.9%増の544億9000万円となった。
2022年3月期の売上高は前期比12.4%増の9097億800万円、営業利益は同13.4%増の827億200万円、経常利益は同14%増の818億7100万円だった。
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【五洋建設】
2022年3月期の連結決算で、純利益は前期比48.8%減の107億5300万円となった。
2022年3月期の売上高は前期比2.7%減の4582億3100万円、営業利益は同47.7%減の159億3900万円、経常利益は同48.7%減の156億5900万円だった。
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【フジタコーポレーション】
2022年3月期の単独決算で、最終損益は1億1000万円の赤字となった。前期は2億1500万円の赤字だった。
2022年3月期の売上高は前期比3.6%減の40億2000万円、営業損益が1億3500万円の赤字(前期は1億3500万円の赤字)、経常損益が6800万円の赤字(前期は1億4400万円の赤字)だった。
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【インフロニアHD】
2022年3月期の連結決算で最終損益は純利益が266億8900万円となった。
2022年3月期の売上高は6829億1200万円、営業利益は374億8900万円、経常利益は380億3600万円だった。対前年比較は、合併前(2021年10月1日、前田建設工業㈱、前田道路㈱及び株式会社前田製作所の3社が合併)のためデータはない。
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