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防衛省近畿中部防衛局の元建築課長・稲垣正義容疑者!
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元防衛省職員で「アイサワ工業」顧問・村上泉容疑者!
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両容疑者は防衛省の同じ建築部門に一時期所属!
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防衛省近畿中部防衛局が実施した建築工事の一般競争入札で業者に情報を漏らしたとして、愛知県警は5月10日、官製談合防止法違反の疑いで同局元課長らを逮捕した。
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航空自衛隊岐阜基地(岐阜県)の施設工事についての入札情報を漏えいしたなどとして、防衛省近畿中部防衛局の元建築課長、稲垣正義容疑者(60)と、元防衛省職員で「アイサワ工業」顧問の村上泉容疑者(65)を、官製談合防止法違反容疑などで逮捕した。
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逮捕容疑は、稲垣容疑者は建築課長だった2020年9~11月ごろ、研究施設に関する一般競争入札でアイサワ工業を含む共同企業体(JV)に落札させようと、入札各者の評価点や順位などの秘密事項を村上容疑者にSNSなどで漏洩、村上容疑者は入札の公正を害したとしている。
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警察によると、2人は2020年11月、航空自衛隊岐阜基地に新設する実験施設の一般競争入札で、アイサワ工業が参加する共同企業体が受注できるよう入札情報を漏らした疑いです。
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入札は16業者が参加、施工体制や技術力なども評価されるが、2人は事前に評価の状況を知らせることで入札金額を調整していたという。県警と防衛局によると、入札価格と技術提案に対する評価点の総合評価で落札業者が決まる仕組みで、アイサワ工業などによるJVを含む計16者が参加。アイサワ工業のJVは秘密事項を伝えられる前は3位だったが、入札価格を下げたことで1位となり、20年11月に同JVが50億8163万円で落札。予定価格に対する落札率は92%だった。
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防衛省や県警によると、2人は技術職採用で、ともに建築工事を担当していた。稲垣容疑者は建築課長を最後に22年3月、村上容疑者は同局東海防衛支局(名古屋市)の建築課長を最後に18年11月で退職した。県警は個人的なつながりがあったとみて、金銭の授受などについても調べる方針。
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電子戦評価施設は、航空機搭載のレーダーなどが敵から妨害電波を受けた際、機材が機能するかを検証するための施設。工期は2022年8月まで。
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防衛省の石川報道官は記者会見で「防衛行政に対する国民の信頼を失墜させるものであり、極めて問題だと考えている。防衛省としては捜査に全面的に協力するとともに、捜査により明らかになった事実をもとに防衛省としても調査を行い、再発防止策をとりまとめる所存だ」と述べた。
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