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付き合い方次第ではコミュニケーションを逸脱!
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「影響力大きい人は発言に配慮を」公明・山口氏!
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建設現場で現場管理をする際に求められるのが、『職員や職人の能力把握』というマネジメント能力です。これは、名義人などの建設現場に関わる下請会社等がどのような能力を持っていて、どんな状況にあるのかなど、企業と管理者を含め現場の全体を把握するための能力ともいえるだろう。
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一人一人経歴も実力も違うように、仕事をする上で大切にしていることもそれぞれ異なり、それを理解せず工期だ、単価だと押しつけばかりだと、現場がギクシャクする。そうなると意思の疎通もとれなくなり、小さな事故も連発するようになる。現場代理人が恐れるのは、工期遅れと現場事故だ。下請や現場管理者が現場代理人に信頼感を持っているか否かでその現場の利益計上にもつながるのだ。
そのためには「人をよく観察する」事だといわれている。
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相手の話に耳を傾け話をよく聞く事も大事だ。しかし、現場代理人の中には、聞くことより自慢話をするのが得意な人もいる。
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周りを上手にマネジメントしてこそ現場代理人であり、現場管理人である。と言えるのだが、支店・営業所で現場管理人・現場代理人を長年していると、下請名義人の管理者とも顔なじみとなり、祇園のクラブなどへ出入りするようになる。
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このようになると、下請け業者間の色々な話や警備業者などからの裏話も聞き及ぶ。飲んだ席での話しで終わればよいのだが、営業所や支店内で話のタネにし、業者の採用配置に口を挟んでしまうことになり、自己の現場だけのことなら職権のうちだろうが、他の現場にも波及するようなことになれば、職権乱用だ言う人もいる。
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俺は業界の情報通だと「偉ぶる」ようになると始末つかない。古株の現場代理人となるとそれなりに営業所・支店内でも影響力があり、一旦現場を預かると「営業サイドからの要求(営業時点での約束事)」も撥ねつける。営業サイドの約束事を実行させるには、工事部への申し送りで拘束性のあるものにするのは簡単ではなさそうだ。
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この記事を書いている中で、面白いニュースを見つけた。
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公明党の山口那津男代表は4月26日の記者会見で、核保有国が同盟国と核兵器を共有して抑止力を高める「核共有」に関し、「国の大きな方針について、かつてその責任を担っていた人、政治的影響力の大きい立場の人は、発言は配慮して行う必要がある」と述べた。核共有論にせんべんをつけ、議論の必要性を発信している安倍晋三元首相を牽制したものとみられる。
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「影響力大きい人は発言に配慮を」というこの発言、形を変えて建設現場に置き換えるなら、影響力のある人を現場代理人と読み替えるなら、この言葉は実に含蓄がある。
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