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ロシア中銀の外貨準備は約72兆7400億円!
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外貨準備とは、通貨当局(日本では日本銀行と財務省)が保有する外貨である。
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外貨準備は、為替が大きく変動した際に通貨当局が為替介入できるようにするために用いられる。通貨危機が発生し、外貨建ての債務の返済が困難になった際には、保有している外貨準備を返済にまわすことができる。
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外貨準備はどこに保存されるか!
各通貨の外貨準備は、基本的には、各国の中央銀行に置かれることが多い。ロシアの中央銀行が保有するドル資産はFRB(連邦準備制度理事会)、日本試案なら日銀に預けている。
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ロシア外貨準備・6300億ドル
内訳
・ユーロ- 32.3%
・ドル 16.4%
・英・ポンド 6.5%
・金 21.7%
・人民元 13.1%
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米及び同盟国は外貨準備の57%相当分を制裁などで使えなくしている。
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2022年のロシアによるウクライナ侵攻を受けての各国のロシアに対する経済制裁の一環として、ロシア中銀が各国の中央銀行に預けていた外貨準備の凍結が行われた。これで、ロシアは外貨準備を引き出せず、外貨建ての国債の支払いが困難となった。
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ロシアはIMFの特別引出権(SDR)240億ドル分を保有している。現金化するのは中国当局の判断次第という。IMF加盟国は「自由に使ってよい」と言われる資金を、米ドル、ユーロ-、英ポンド、円、元に交換できるシステムとなっている。中国を除く4つの通貨は引出出来ず、元のみとなっている故、中国の意向次第となっている。
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