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熱海土石流災害後・初摘発!
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静岡県沼津市内で無許可の盛り土を繰り返して市の中止命令に従わなかったとして、沼津署などは3月22日、沼津市柳沢の建設業、古屋高明容疑者(84)を市土砂等土地埋め立て規制条例違反容疑で逮捕した。盛り土が被害を拡大させた2021年7月の熱海土石流災害後、盛り土に関する自治体の条例違反容疑での摘発は県内で初めて。
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逮捕容疑は、19年1月から22年1月にかけて、自身が所有する沼津市宮本の1400㎡の土地で市長の許可を受けず、1m以上の盛り土をしたとされる。市条例は、500㎡以上の土地に1m以上の盛り土をする場合、市長の許可を求めている。県警によると、盛り土の高さは5~17mだったとみられる。認否を明らかにしていない。
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市は19年に工事の中止命令を出したが、従わなかったという。
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2021年11月、盛り土から直径1.5m、重さ2トンの岩が住宅の近くに落ちるトラブルも起きていた。
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市によると、2019年4月以降に、工事を中止する命令を出すなどの行政処分を行ってきたが、古屋容疑者は従わず、21年7月に熱海市で大規模な土石流が発生したことを受けて、警察に相談したという。
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警察と市によると、古屋容疑者は他の土地から出た建設残土を自分の所有地に受け入れ、盛り土の高さはおよそ15mに達していたという。
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市はこれまでに3回、措置命令を含む行政指導を繰り返したが、古屋容疑者は従わなかった。
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