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安定株主が居なかったのが狙い目!
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初の市街地再開発が大赤字になるとは!
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森ビル株式会社は、東京都港区を拠点とする都市デベロッパー。この森ビルが再開発を計画し「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の認可を受けるまで長期間地元と折衝していた。
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森ビルの事業計画では、
約8.1haもの広大な計画区域は圧倒的な緑に包まれ、約6,000m2の中央広場を含む緑化面積は約2.4haに上ります。延床面積約861,500m2、オフィス総貸室面積213,900m2、住宅戸数約1,400戸、A街区の高さは約330m、就業者数約20,000人、居住者数約3,500人、想定年間来街者数2,500~3,000万人で、そのスケールとインパクトは六本木ヒルズに匹敵します。
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森ビルは本プロジェクトにおいて世界有数のスモールラグジュアリーリゾートとホテルを擁する「アマン」とのパートナーシップにより、日本で初めてとなる都市型のレジデンス「アマンレジデンス 東京」を誕生させるとともに、ホテルにはアマンの姉妹ブランドとなる日本初進出のラグジュアリーホテル「ジャヌ東京」を開業します。
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「メインタワー」は、低層部にオフィスや商業施設、5~6階に「慶應義塾大学病院予防医療センター」、7~52階にオフィス(約204,000㎡)、54~64階に「アマンレジデンス東京」(全91戸)を配置。 併設する地上7階、地下1階のインターナショナルスクールは、生徒数約700人、国籍50か国以上を想定し、延べ約14,000㎡の校舎のほか、広さ約900㎡のグラウンド2か所を備えます。
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B-1街区の西棟(地上64階、高さ262.83m)は、3~5階にオフィス(約4,200㎡)、6~64階に約170戸のサービスアパートメントを含む約970戸の住宅を配置します。 住宅の共用施設として、ジム、シアター、キッズルーム、飲食ラウンジ、スタディルーム、パーティラウンジ、 ゲストルーム、BBQテラスなどを用意します。
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B-2街区の東棟(地上54階、高さ237.20m)の1~13階には、日本初進出となるラグジュアリーホテル「ジャヌ東京」が開業します。 約120室の客室のほか、スパトリートメントやジムを備えた国内最大規模となる約3,500㎡のスパをはじめ、6つのレストラン、カフェやバーなどを完備します。 14~53階には約330戸の住宅を計画。 プール付きの住戸や、2層吹き抜けのリビングを持つ住戸も用意。 ホテルと連携したサービスも利用可能となります。
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C-1街区(地上3階)とC-3街区(地上3階)に店舗、C-2街区(地上8階)に住宅、事務所、店舗、C-4街区(地上3階)に寺院を整備します。
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三井住友建設の鉄骨躯体が1年たっても見えないのは、他社と構造が違っているからだろう。それは2019年3月度の決算説明会文書に「独自技術による」とある。調べると、特許技術でスクライム-H(SQRIM-H)工法で施工すると森ビルと契約したのではないか。
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スクライム-H(SQRIM-H)工法とは
柱と柱梁接合部を一体にしたプレキャスト部材を用いるオールプレキャスト工法で、スクライム工法を発展させて、製造・運搬効率性が向上しています。
スクライム-H(SQRIM-H)は、Sumitomo Mitsui Quick Rc Integration-Horizontalの略称です。本工法は特許を取得しています。と説明している。
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SQRIM-H・実績
2019年8月時点:16棟(17~52階建てのRC住宅に適用)
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この特許工法、そんなに採用されているわけでもなく、工場製造で何か間違いを起こし、作り変えているのかもしれない。前回にも書いたが、「大型工事における採算が大幅に悪化したことから、営業損失12,300百万円、経常損失13,300百万円、当期純損失9,500百万円を見込んでいる」とある通り経常損失133億円はあまりにも大きい。施工中の大型建築工事における採算悪化に伴い、工事損失引当金繰入額を含む206億円の損失を計上とある。
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村上系ファンドも10%付近までの買増しは計画しても、度胸がいることだろう。スーパーゼネコンで手を差しのべるところはあるだろうか。
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