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   2021.11.15.
  14年ぶり:琵琶湖の水位低下続く!
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低水位続くと取水制限の可能性も!
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 琵琶湖の水位の低下が続いている。11月11日午前6時時点の水位はマイナス59㎝で、この時期の平均マイナス35㎝を大きく下回っている。今秋の降水量が少なかったことが原因で、マイナス60㎝を超えると、2007年以来14年ぶりの低水準となる。滋賀県によると、現時点で県民生活への影響は確認されていないが、このまま水位の低下が続くと、渇水対策が必要になる可能性もある。
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 琵琶湖の水位は近畿地方整備局琵琶湖河川事務所が瀬田川洗堰の放流量を操作することで、調整している。6月16日~8月31日はマイナス20cm、台風シーズンの9月1日~10月15日は同30cmを限度としている。現在、琵琶湖から瀬田川への放流量は必要最低限の毎秒15トンに抑えているが、雨が降らない日は水位が1日当たり約1cm低下するという。
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 県では、台風シーズンにまとまった雨がなく、10月以降も降雨が少なかったことが水位低下の原因とみている。彦根地方気象台によると、10月の降水量は彦根で平年比21%、大津で同29%と例年の2~3割程度だった。
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 県では水位がマイナス65cmで水位低下連絡調整会議、同75cmで渇水対策本部を設置する予定。会議が設置されれば、07年以来14年ぶり、本部が設置されれば05年以来16年ぶりとなる。県によると、05年の渇水の時には航路や漁業に影響が出たという。
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 マイナス90cmを下回ると、近畿地方整備局が中心となって、取水制限が実施される可能性があり、直近では02年に実施されている。県流域政策局は「雨が降らない状況が続くと制限をお願いすることもある。状況を注視していく」としている。
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瀬田川洗堰操作規則制定後、降雨の少ない年に数週間から数ヶ月にわたって水位が低下する現象が頻繁にみられるようになった。平成4年(1992)以降、琵琶湖水位が-0.9m以下になった年は、平成6年(1994)、7年(1995)、12 年(2000)、14 年(2002)と、15 年間でのべ4回にのぼる。このような現象の背景として、年間降水量が長期的に減少傾向にあることがあげられ、今後も長期的な低水位が頻発する可能性が高いと考えられる。


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