|
..
辞職の町長「5年前にも選挙人名簿コピー渡した」!
.
隣席の青木町議(元町長)「記憶ない」と強く否定!
.
.
神奈川県真鶴町の松本一彦町長(55)が選挙人名簿をコピーして2020年9月の自身の町長選などに不正利用した問題を受け、松本町長が11月4日、辞職した。
.
.
神奈川県真鶴町の松本一彦町長が選挙人名簿抄本を不正にコピーし、町長選で利用などしていた問題を巡り、松本氏は11月4日、2016年に行われた同町長選でも名簿を不正に複写し、持ち出していたことを明らかにした。松本氏は、同年の町長選に立候補した元町長の青木健町議に名簿を提供したとしたが、青木氏は「もらった記憶はない」と否定した。
.
.
.
2020年9月の町議選前に提供を受けた岩本克美議長(73)と元町長の青木健・議会運営委員長(69)も役職を辞任したが、記者会見で松本町長は、5年前にもコピーを提供していたと発言。町政の混乱は収まりそうにない。
.
.
この日開かれた町議会臨時会では、まず岩本議長が辞任。新議長選出後、11月1日に提出されていた松本町長の辞職願に全会一致で同意した。青木町議も議運委員長を辞任したが、両町議は「コピーは受け取ったが選挙には使っていない」として、町議は続けるという。
.
.
臨時会後の記者会見には3人が出席。松本町長は「町民を裏切る行為。謝罪するしか道はない」と反省の弁を繰り返したが、50日以内に行われる町長選への出馬については「今は考える余裕がない」などと明言を避けた。
.
松本町長は、町町民生活課長だった2020年2月頃に全有権者約6600人分の名簿をコピー。町長選に利用したほか、町議選前に3人の候補者に渡した。
.
.
青木町議によると、松本町長に「支援者リストはないか」と連絡したところ、コピーが届いたという。岩本町議には松本町長が「電話で意向を聞いた」と説明したが、岩本町議は「記憶にない」と反論した。岩本町議はコピーをすぐに細断して廃棄、青木町議は自宅の畑で燃やしたと述べ、選挙戦での利用を否定した。
.
.
会見で松本町長は、16年9月の町長選でも名簿を役場内でコピーし、返り咲きを狙った青木町議に届けたと明かしたが、隣で聞いていた青木町議は「見た覚えも受け取った記憶もない」と強く否定した。
.
.
真鶴町議会は11月4日、臨時会を開き、松本町長の辞職に全会一致で同意した。
.
記者会見で、松本町長は「世間を騒がせ、町民と町に多大な迷惑をかけた」と改めて謝罪。岩本議長と青木委員長はこの日、議長と委員長を辞任したが、町議は続ける考えを示した。
.
町議会が町選挙管理委員会に町長の辞職を通知後、50日以内に町長選が行われる。
.
.
. |