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前門の狼・市長選と後門のトラ・コロナ拡大!
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22日に迫った横浜市長選の投開票が地元出身・菅首相の命運を左右しそうだ。史上最多の8人が乱立する大混戦の中、立憲民主党が推薦する元横浜市立大教授の山中竹春氏が大差で当選しそうと新聞各紙が予想報道している。
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当初の争点は IR(カジノを含む統合型リゾート施設)誘致の是非であったが、オリンピック終盤からは新型コロナの拡大に対し、コロナワクチンの供給が伴わないことに対し、菅首相のリーダーとしての資質に疑問を呈する報道が多くなったことで、反自民・反菅の感情論が大きくなったことも否めないであろう。
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当初は8人の混戦で得票がバラけ、再選挙になるのではと心配されたが、中盤からIRを推し進める現職の林文子市長との三つ巴となり、林氏が脱落し、小此木氏と山中氏の一騎打ちとなっている。
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IRについては小此木氏も山中氏も反対の立場だが、推進の菅首相がIR反対を打ち出し小此木氏の応援をし出した。この豹変ぶりを市民は素直に受け取るだろうか。当選したなら、公約など無視されIR推進に向かうのではないか、、、と思うのは市民の本音だろう。
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選挙は水物、やってみなけりゃ分からない。と言う言葉があるが、
小此木氏が菅首相の応援を受けず、独自路線で戦ったなら勝てたものを、、、。
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自民党は市議36人のうち30人、市内に地盤を持つすべての国会議員と県議が小此木氏を支援する総力体制で選挙戦に臨んでいますが、あらゆる情勢調査で劣勢で、投開票日が近づくにつれ、山中氏との差が開いています。小此木氏は菅総理の地盤の港南区をはじめ、港北区、都筑区、金沢区でも大差をつけられ、リードしているのは神奈川区だけ。小此木陣営は半ば諦めムードですという自民党関係者の話しが出ている。
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自民6市議は山中氏を応援し、30人の市議のうち正味何人が小此木を真剣に応援しているかだ。15日付の『読売新聞』は「山中氏、小此木氏、林氏横一線」と横浜市長選の情勢を紹介したが、自民党は自主投票ながら36名の市議のうち30名(83%)が小此木氏を支援、残り6名(17%)が林氏支援なのだから、単純計算すれば4倍以上の大差がつくはずだが、実際は両候補が拮抗。自公支持層(保守層)はほぼ真っ二つに割れた結果、基礎票で劣る野党支援の山中氏が一気に追いついた事になる。追う側に勢いが出たとき、マラソンのように一気に追い抜いてしまう。
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いくら地元とはいえ、「衆院議員菅義偉」の名で小此木氏支持を訴える手紙をバラまいたり、懐刀の和泉洋人首相補佐官がゼネコン各社に「小此木さんをよろしく」と電話攻勢をかけていると報じられ、菅首相の側近で、党市連会長の坂井学官房副長官(衆院神奈川5区)は地元に張りつき、ビラ配りに精を出しており、加藤官房長官も見て見ぬふりをしている。
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勝ちたいがために寄ってたかって、贔屓の引き倒しをしているのが今の小此木陣営の姿だろう。
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先週後半の12~13日に行われたマスコミ各社の世論調査では、菅氏が全面支援する小此木八郎前国家公安委員長・国土強靭化相が、野党第1党の立憲民主党が推薦し共産党など一部野党も支援する山中竹春前横浜市立大学医学部教授に平均5~7%リードされていた。NHKの期日前投票出口調査(15日)でも、小此木氏は山中氏に9%も離された。
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横浜市長選後の自民党総裁選を何時するのかである。現状を読むなら、9月17日総裁選告示・29日投開票で、党員・党友を含めた投票スタイルが実施される方向にある。下村博文政調会も高市早苗前総務相も総裁選に意欲を示している。この2人が立候補できるかは不明だが、27日から31日ころには、菅対抗馬が出てくるだろう。
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総選挙も任期満了選挙となる可能性が大だ。
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本22日、選挙速報は一斉に山中当確を打ち出すその時、菅首相は何とコメントするのだろうか。
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