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   2021.07.24.
  ビックリするほど躍進している「草津総合病院」!
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三菱UFJなど6行よりソーシャルローン115億円融資!
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全国3番目に認可された社会医療法人!
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 病院は普通「医療法人?」というのだが、厚労省が2007年の第5次医療法で定めた医療法人の類型の一つである「社会医療法人」と言うのがある。
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 これは自治体病院に代わって公益性の高い医療の担い手にお墨付きを与えようということである。認定に対しては種々の条件があるが、それらをクリアし全国で3番目に認定されたのが誠光会草津総合病院である。認定されたのは平成20年9月1日、現在認定されている病院は全国で314法人である。
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 平成20年(2008年)に認可されたのは全国で16法人であり、今になると草津総合病院は古株である。地域医療の担い手として、草津市の補助で草津総合病院が同院内に、滋賀医科大学の小児科の医師を受け入れ「小児救急医療センター」を開設したのは2006年である。
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 これ以降、新生児の受け入れ、看護学校の開設、滋賀県地域支援病院の認定、地域医療連携推進法人として35法人101施設が参加する湖南メディカル・コンソーシアムが滋賀県より2020年4月1日に認定され、この中核を担う草津総合病院は「高度急性期」に特化して病床を再編し、地域完結型医療の実現を目指している。
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 この事業の牽引者が、草津総合病院の法人部副部長の陰山裕之氏である。氏は元京セラコンサルの医療コンサルにおり、各地の病院のコンサルに携わり、草津総合病院や安病院ともつながりの縁で5年ほど前に父親の事務長のひきもあり草津総合病院へ就職した。
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 草津総合病院は元々地域医療に対し積極的に取り組んできたが、陰山裕之副部長の入社により一気に走り出したと言える。そのような高度地域医療の取り組みに対し、メイン銀行の三菱UFJ銀行を含む6行が「㈱日本格付研究所がソーシャルローン評価で最上位のSocial1に格付」したこともありシンジケートは草津総合病院に対し2021年3月26日、社会医療法人誠光会と115億円に及ぶシンジケートローンを締結した。
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 2021年4月23日、草津総合病院が面白いことを始めた。草津総合病院の改革に着手するため、「より広域の地域に対し、より高度で専門的な医療を提供する高度急性期病院」に進化してゆくため、」2021年10月に病院名称を変更します。つきましては、広く新名称を公募します。と高らかに宣言したのである。既存病院の名称をネットや新聞折り込みで募集するのは珍しいことだ。
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その名称は、「社会医療法人 誠光会 ○○○○○○○○○○」とするというのである。草津総合病院という名前を捨てるのだ。
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名称は、10文字以内、漢字、平仮名、カタカナの組み合わせ、締切は6月30日。この結果、900件余の応募があり、新たな名前は決まり次第発表します。とある。
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 草津総合病院の名称募集を公募するということは、現在名称より公共性を意識させることが目的であるはず、滋賀県下の病院に医師を派遣して地域医療を維持している滋賀医科大に対抗するつもりなのだろうか。何か目的があるはずだが、、、。
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 つづく
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