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破損したタンクローリーから無水硫酸の移し替え完了!
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7月19日から上市町の製薬会社富山化学工業の工場で人体に影響を及ぼす恐れのある霧状の硫酸が発生している問題で、20日製薬会社が会見を開き謝罪した。霧状の硫酸の発生を抑えるための作業は20日午後4時頃ほとんど完了。
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霧状の硫酸が出ているのは上市町郷柿沢にある製薬会社、富士化学工業の工場で、19日午前10時頃から発生が続いてた。
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霧状の硫酸は、医薬品の原料である無水硫酸が空気中の水蒸気に反応して発生したもので、大量に吸い込んだ場合、せきこむなど粘膜を痛める恐れがある。
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20日午前、上市町の一部の小中学校では、工場の近くに住む児童の登校は車で送ってもらうよう保護者に連絡、住民に対し、防災無線や緊急メールで家の窓をあけたり工場に近づかいないよう注意が呼びかけられました。
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この事態を受け20日、富士化学工業の西田洋社長や無水硫酸の供給元である日曹金属化学の古野隆一専務が会見を開い。
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会見では、無水硫酸が漏れた理由として、タンクローリーの破損が原因とみられることや、対応策として霧状の硫酸の中和作業、漏れ出た無水硫酸の吸着作業を行っていることが説明された。
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20日の午後には、破損したタンクローリーに残っている無水硫酸を別のタンクに移し替える作業が行われ、午後4時頃に作業が完了し、これにより、霧状の硫酸の発生は大きく抑えられる見通しだという。
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タンクローリーの破損については原因がわかっていないという。
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<日曹金属化学>
古野隆一専務「無水硫酸のタンクローリーに穴があいたことは、今までに一度もない」
無水硫酸の輸送を行っていた車のドライバーへの聞き取りでは「輸送中、違和感はなかった」と話しているということで、なぜタンクローリーが破損したのか、原因の解明に努めたいとしている。
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