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米ロッキードのスパイ7導入!
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防衛省は6月18日、自民党本部で開かれた国防部会などの会合で、配備を断念した地上配備型迎撃システム「イージス・アショア(地上イージス)」の代替策となるイージス・システム搭載艦に、米ロッキード・マーチン社製レーダー「SPY(スパイ)7」を導入する方針を示した。
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自民党内には、米海軍が導入する米レイセオン社製レーダー「SPY6」を推す声があったが、防衛省は性能、費用などの面でSPY7が優れていると判断した。この日の会合では、防衛省の方針を了承した。
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陸上イージスの計画時、防衛省はSPY7と、米海軍が導入を決めている「SPY6」を比較。2019年に探知距離や高度など弾道ミサイル防衛(BMD)の性能面で優れた評価を得たSPY7の導入契約を結んだ。陸上イージスの配備断念を受け、SPY7の洋上転用を検討していた。
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防衛省が改めて比較した結果、両レーダーは洋上でも陸上と同等の性能を発揮することを確認。BMDの基本性能はSPY7が優れていた。また、SPY7には4月時点で調達費など約700億~800億円がかかっており、契約を解除すれば回収できない経費も発生することから、コスト面でもSPY7の導入が優位とされた。
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