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二階幹事長は返答できるか!
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それぞれの思惑は、、!
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岸田氏は5月12日、二階幹事長に「2019年の参議院選で広島選挙区より立候補した河井案里・克之氏への選挙資金として1.5億円が自民党本部より送金されたが、選挙違反の買収原資となったのではないかとの疑惑から、この1.5億円の使途解明を急ぎ、国民に説明するよう申し入れた。
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二階氏は「至急対応する」とした。
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5月17日、二階氏は記者会見で1.5億円について「支出された当時は私は関係していない」と発言。同席の林氏は「当時の選対委員長(甘利明)が広島に関しては担当していたと説明。
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5月18日、林氏は「実質的には当時のあまり選対委員長が担当しており、細かいことは幹事長はわからないということだ」と補足した。
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5月18日夜、BS-TBSの番組で岸田氏は「送金に誰が関与したかではなく、金が何に使われたかだ」と述べ、案里議員の当選無効に伴う4月の再選挙で自民党候補が敗れた原因として、「1億5千万円が買収の原資に使われていたのではないかという、党への疑惑があった」指摘。広島県連(岸田会長)の要望は、使途の説明だとし「論点をごちゃ混ぜにするとおかしなことになる」と強調。
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岸田市のこの発言は、1.5億円の使途にあり、関連社の発言は
・1億5千万円のその問題の支出については、私は関与していない(二階幹事長)
・私は1ミリも関与しておりません(甘利明税調会長)
の2人の説明は岸田氏の質問とは別の答えをしている。
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岸田氏は、「1.5億円を出したその後、それを何に使ったか。これを明らかにしてもらいたい。17日から騒ぎになっている豚天、これは一寸ずれている」また党執行部が「早く説明して、自民党に対する疑念を払拭する必要がある」と強調した。
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二階氏は、使いみちなどについては、捜査当局から書類が返却され次第、総務省に報告すると述べているが、河井氏の選挙違反の関連書類は自民党本部から押収されてはいないはず。返却先は河井夫妻であり、自民党が取り上げる権利はないはずだ。
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国民が1.5億円が買収資金となったのかに関心があるわけではなく、1.5億円の支出を誰が指示したのか、選挙費用や買収に使われた本当の総額は、現在1.5億円は幾ら残っているのか。である。河井案里被告は、議会に登院することなく有罪となり失職したが、歳費の数千万円は支給されるという。このような不明朗な事態の改正が急務であると国民は望んでいる。
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国民の関心は、
河井案里を広島選挙区に担ぎ出したのは、誰か?
第一次安倍内閣時の参議院選で大敗したとき、参議院広島選挙区で当選した溝手議員は「大敗の責任は安倍首相に責任がある」と追求したことで、安倍氏と溝手氏の長い確執が始まる。その延長線上での2019年の参議院選である。もともと、広島選挙区は自民と民主の安定選挙区である。しかし、自民が2議席を当選させれるほど票数には余裕がない。当然、元県議と言っても国政では新人。落選が目に見えている。誰が見ても、溝手議員に対する嫌がらせだということはわかる。無所属ではなく、2人目の自民党公認で、、、。
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安倍首相、菅官房長官、甘利選対委員長、二階幹事長と並ぶ中で、河井案里氏を担ぎ出す仕掛け人は菅官房長官と河井克之氏の2人であろう。克之氏は安倍氏とも昵懇であり、安倍氏の気持ちを忖度するなら溝手氏落選を狙う一方で、公明党の票を取り込むことで河井案里当選をも狙った。甘利氏は麻生派所属(安倍市の意向で麻生派に移転、菅氏も了解の上)であり、本来なら案里氏の所属は麻生派でよかったはずだが、党公認を得るには二階幹事長の説得も必要。二階派の所属とすることで、党公認という難所も切り抜けた。広島県連を無視し強引に2人公認と言う無茶は、溝手落選、岸田派弱体を狙った二刀流だったのだろう。
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仕掛けたのは誰か?
河井克之氏と菅官房長が合議し、甘利選対委員長とも腹を合わせ、安倍首相に進言し、二階官房長官のも了解をとったということは誰にでも推測できる。
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マスコミが1.5億円について、選挙資金として使われたのか、買収資金の原資だったのか、派閥間で消費されたのか、未だ真正面から記事にしたことはない。
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岸田氏がこの時期に、自民党幹事長に1.5億円の使途について明快に説明するよう強行申し入れをしたのは、、、
広島再選挙で惨敗し、9月の総裁選や総選挙でも危うい状況下にあり、このまま鳴かず飛ばずでは政治生命にもかかわるからだ。
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2019年の参院選で安倍首相に一杯食った岸田氏。汚名挽回しなければ、広島県連会長としての立場がない。選挙戦の最中に、溝手陣営がビックリすることが起き上がった。よりによって、案里陣営の選挙カーの上に、安倍首相と立ったのだ。安倍首相は、次の総理候補とおだて上げた。まさに甘言に引っかかった一場面だった。
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正当論を吐いた岸田氏。これ以降、眠っていた派閥は動き始め、麻生派は安倍氏を中心に半導体議連を旗揚げした。いままで元気だった二階派は急に鳴りを潜めた感がある。
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良くても悪くても、コロナ禍を乗り切ろうと強硬策を展開している菅首相。緊急宣言も6月20日まで延長が決まった。菅政権が続くか否かは、コロナ制御にかかっている。
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