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環境省にも家宅捜索!
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ブラジルの現役の環境相らが、アマゾンの木材の密輸に関与した疑いで強制捜査された。
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ブラジルの最高裁判所は5月19日、アマゾン熱帯雨林で違法伐採された木材の密輸に関与した疑いで、リカルド・サーレス環境相(45)の捜査を命じた。警察は同日、首都ブラジリアや北部パラ州などで環境省のオフィスを家宅捜索した。
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捜査対象となっている木材密輸の策略には、サーレス氏以外にもジャイル・ボルソナロ政権高官の関与が疑われている。
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サレス環境相らは2019年から2020年にかけ、営業許可のない運送会社を通じておよそ8000回のアマゾンの木材などの不法輸出に関与した疑いが持たれています。
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連邦警察は2020年12月に、アマゾンの森林およそ20万m3のエリアを対象として違法伐採を取り締まる掃討作戦を行い、1億3000万レアル、日本円にしておよそ26億円相当の木材を回収。これに対しサーレス氏は「合法的なものも含まれていた」などと反対の立場を表明していた。
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アレシャンドレ・ジモラエス最高裁判事は、サーレス氏と環境省の複数の職員が「熱帯雨林産品の密輸を助長する極めて深刻な陰謀」に関与した証拠を連邦警察がつかんでいると述べた。
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最高裁の命令を受け、環境省傘下のブラジル環境・再生可能天然資源院(IBAMA)のエドゥアルド・ビム(Eduardo Bim)院長ら10人が職務停止処分となった。最高裁はまた、違法な資金の流れを追跡するためサーレス氏の銀行口座情報を警察に開示することも認めた。
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ブラジルのメディアによると、警察はサンパウロにあるサレス氏の自宅も家宅捜索した。
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気候変動対策のカギを握るアマゾンでは、2019年にボルソナロ大統領が就任して以降、急速に森林破壊が進んでいる。サーレス氏は、ボルソナロ政権でも特に物議を醸す人物の一人で、アマゾン熱帯雨林の伐採拡大政策を統括してきた。環境活動家らは、ブラジルの環境保護政策からサレス氏を排除するよう求めていた。
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IBAMAは、2019~20年に環境規制に違反していた数千件の木材輸出について、木材輸出業者に課せられた要件を免除し、後から輸出許可を与えたとされる。違法に輸出された木材の一部は、米国や欧州で当局に押収されている。
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サーレス、ビム両氏は押収された木材の輸出業者3社の代表らと面会しており、その後、IBAMAは内部の反論を押し切ってこの手続きを制度化した疑いがある。
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