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参院長野補選の共産との協定 「全力支援」!
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枝野氏・連合神津会長に謝罪!
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いま国民の関心は一辺倒だ。コロナを制御できないのは菅政権に能力がないからだと批判する。経済が回復しないのも同じ理由だ。毎週行われる世論調査も、内閣支持率も自民党支持率も低迷している。
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全国的にコロナリバウンドが見えても、首都圏の緊急事態解除を強行した。なぜか。全国で地方選挙が行われ、市議選では自民党が大幅に議員落選となっている。これから知事選も始まり、4月の衆院補選・参議院再選が始まり、来るべき衆院選の前哨戦と捉えているのが各党の見方だ。
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しかし、自民党が低迷低迷しているのに、立憲の支持率が一向に伸びず、逆に低迷しているのだ。朝日新聞の世論調査でも、前回の6%が5%に落ちている。救えるのは、比例区の投票先では12%から14%にアップしており、政党支持率の約3倍あることだ。NHKの世論調査も野党にとっては厳しい判断と受け止めるべきだ。
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野党は現政権を追及するのが当たり前とばかり国会でも、SNSでも発信しているが、国民は安倍政権当時から追及方法が口先だけとしっちるから、良くやったという声がどこからも出ないのだ。
自民党支持が落ちる一方のなか、2021年1月の衆院選大予測でも、「自民42議席減」とも、「自民が70議席くらい減らす」という見方が出ていた。この3月、五輪の海外観客はストップを決めた。コロナワクチンは遅れる一方で、国民の接種は5~6月となりそうで、その間に変形ウイルスの蔓延が予想される。
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追いかけるように首相の息子たちの総務省接待で、菅内閣は国会で防戦一方になっている。野党はこぞって攻め立てるが、全部週刊誌や新聞ネタを題材にしている。旧来の省庁内からのリークがなくなったということだ。
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ネットニュースに「菅首相も暗いが立憲の枝野も暗い」というくらい両者とも「見てくれも話し方も根暗」なのである。どっちも国民の方を向いているのか「国民受けを狙っている」のか、国民は良く見ている。
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選挙に勝つためならどのような手段をとっても良いと考えている立憲民主党の枝野幸男代表。3月17日、連合の神津里季生会長と連合本部で会談し、4月の参院長野選挙区補欠選挙に立候補する立民新人の羽田次郎氏が2月に共産党などの県組織と結んだ政策協定について謝罪した。神津氏は、連合長野が17日に羽田氏と新たに確認書を交わしたことを受け、参院長野を含む4月の補選などについて「全力で支援する」と約束した。
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枝野氏は会談後、記者団に「長野県連で軽率な行動があり、連合に迷惑をかけた」と語った。
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連合紛糾
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共産などとの協定では、原発ゼロや日米同盟見直しが盛り込まれ、連合傘下の民間産業別労働組合(産別)が反発していた。神津氏は記者団に、連合長野と羽田氏の確認書により共産などとの協定が「上書き」されたとの認識を示した。ただ、共産との協定は破棄されずに残っており、産別が反発するのは当然だ。
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羽田氏は連合長野との確認書で「今般の事態を招いた責任を真正面から重く受け止める」とし、連合の政策を重んじる姿勢を強調。連合長野は「羽田氏を全面的に支援する」とする内容となっている。
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連合の一本化ができない最中、選挙のためとはいえ「立憲と共産が政策協定」という名の選挙提携は、今後、連合内でも拒否反応が大きくなるだろう。
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2019年7月の参議院選で、共産党と他の野党との共闘に拍車がかかっており、枝野幸男代表は10日、福井選挙区(改選数1)で野党統一候補となった共産党の新人を応援した。志位氏も9日、福島と宮城、岩手(いずれも改選数1)の各選挙区に出馬した野党統一候補の支援に入った。仙台市では、立憲民主党の新人候補の応援演説に立ち「市民と野党で『国民こそ主人公』という本当の民主主義を取り戻そう」と訴えた。
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このような過去を踏まえるなら、4月の参院長野選挙区補欠選挙候補の羽田氏が、共産党などの県組織と結んだ政策協定も当然と言える。連合に謝罪した枝野代表の選挙戦略自体がブレていると見るべきだ。
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選挙協力で野党各党の候補が多数当選したとしても、思想信条が違う野党が当選後にそれぞれの党拘束で、野党統一行動がとれないことは明白である。
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反与党にとって、心地よい公約を語る共産党演説。過去の政策で、実現可能な約束は幾つあったのか。政権奪取能力がない政党の選挙公約は絵空事ばかり、基本的に財源などどうでもよい公約なのだ。
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枝野氏はそれを承知でも、共産新人への応援「当然だ」とし、立民・共産の協力は選挙で勝つための方策として野党協力の旗を振り続けている。
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