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  2020.12.09.
  イージスシステム搭載艦・2隻導入!
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18日閣議決定へ!
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 政府は配備を断念した陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策について新型イージス艦に当たる「イージス・システム搭載艦」2隻を整備することを決めた。
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関係者によると、新たにつくられる艦船はイージス・アショア用に契約したレーダーやミサイル発射装置を載せた護衛艦型で、弾道ミサイル防衛を基本的な任務とする。

 防衛力強化に向け、国産開発中の地対艦誘導ミサイルの計画を変更し、今後5年で敵の射程圏外から長射程・高精度で攻撃できる「スタンドオフ能力」を保有する方針も決定した。18日に閣議決定する見通し。
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 防衛省は9日にもこうした方針を与党に提示する。政府は防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画(中期防)を改定し、導入方針を盛り込む予定だ。「スタンドオフ能力」は攻撃を受ける前に相手の拠点をたたく「敵基地攻撃能力」への転用も技術的に可能とみられている。
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 「搭載艦」の導入理由について、防衛省は「情勢の変化に応じ、運用上最適な海域へ柔軟に展開することが可能で自己防衛能力を確保する」と説明。「情勢に応じ、常時持続的に我が国全域を防護し得る態勢の構築を目指す」との方針を示す。搭載艦は海上自衛隊が保持するとし、巡航ミサイルなどにも対処できる迎撃ミサイル「SM6」の搭載を検討。要員や具体的な対艦・対潜機能は今後検討する。
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 防衛省は併せて、開発中の最新ミサイル「12式地対艦誘導弾」について、今後5年でさらに長射程化し「スタンドオフ能力」を持たせる見通しがついたとし、来年度予算案に開発方針を盛り込む。「我が国への侵攻を試みる能力が向上した艦艇等に対し、相手方の脅威圏外から隊員の安全を確保しつつ対処が可能」などと説明。地上発射に加え、艦艇や航空機から撃つことも可能とし「発射プラットフォームの多様化により相手方の対応をより困難にできる」とメリットを強調する。
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 イージス・アショアの代替案を巡っては、新型イージス艦のほか、商船など民間船舶を使う最低限の防護能力の「ミサイル防衛専用船」▽高性能の防護機能を備えた「石油掘削装置(オイルリグ)型」▽最低限の防護能力の「オイルリグ型」――の3案も検討した。防衛省はこの3案については「脆弱性」などを理由に「採用しない」と明示する。
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