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専門家・まだ結論は難しい!
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2021年3月には結論付けたい!
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熊本市の住宅地で起きた地盤沈下をめぐり専門家の会議が開かれ委員からは「地下水の変動により沈下しやすい地盤がある」と指摘された。
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熊本市西区の地盤沈下をめぐっては、近くで行われている西環状線の高架橋工事に伴い地下水をくみ上げたことが原因ではないかという指摘が上がっている。
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西区谷尾崎町と池上町では、今年2月、熊本西環状線の工事で地下水が噴出した。同じ時期に近くの住宅街で地盤沈下が発生し家が傾くなどの被害が出たため住民は工事との関連を指摘していた。
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住民の指摘をうけて熊本市は専門家会議を設置しボーリング調査を行うなどして工事との因果関係を調べている。
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12月2日の専門家会議では、町内にある井戸の水が枯れた時期と工事による地下水のくみ上げの時期が同じだったことが報告された。
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2回目の専門家会議で熊本市は谷尾崎町では地下水位が約7mから8m低下したと想定されると公表した。さらに地盤沈下が確認されている場所は水を通しやすく軟弱な地盤であることも分かった。工事との因果関係については今後さらに解析を進めるという。
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熊本市が調査した谷尾崎町の地質の概要が示されると、委員からは。
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「安山岩が尾根みたいになっているここで地下水をもろにひっっぱったなら上の粘性土はすぐ沈下しますね。この安山岩の分布が沈下エリアに影響しているのではないか」(地盤品質判定士協議会・田上裕委員)
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谷尾崎町にはいくつもの地盤が複雑に分布していて、さらにまだ調査結果がまとまっていない場所もあることから、委員は「今の段階で結論を出すのは難しい」としました。
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「ボーリング2のところに沈下現象が結構現れてその隣ではあまり現れていないというのがなぜなのかというのが分からないところ」(熊本大学大学院先端科学研究部・椋木俊委員)
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今月からは住宅の傾きなどの調査も始まる予定。次の会議は来年になり、今年度中に結論を出す予定。
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