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  2020.11.30.
  長岡京市・新庁舎入札:戸田建設・今井社長の言葉!
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叩きは悪循環を招くというが!
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現実は赤字受注の叩きに走っている!
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 某週刊誌の記事に、最近のゼネコンの変わりように驚いている。昨年までは仕事を発注しても断られるケースがあったが、最近は大手ゼネコンでも必死に仕事を取りに来るようになった。というのだ。原因は、新型コロナウイルスの感染拡大で、ホテルや商業施設は次々と開業延期や開発中止に追い込まれている。自然と中小都市の自治体発注物件に狙いを定め、叩きあいでも落札しようとしている。
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 大手ゼネコンも準大手ゼネコンも、自治体が建築物の計画発表と同時に動き出し、構想・設計応援などを始める。京都の大学建設に関しても大手ゼネコンがあらゆる形で設計応援をしている。そういうことを分かっている他のゼネコンは、入札参加を見合わせる。
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 このような、1社入札は「それなりの理由がある」のだ。ということからみると、長岡京市の新庁舎入札は戸田建設は市当局との接点は無いと想定できる。しかし、叩いてでも落札する値打ちがある物件だったのか疑問が残る。
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 ここに、面白い記事がある。週刊ダイヤモンド10月31日号に掲載された戸田建設・今井社長のインタビュー記事である。
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「コロナで早まっただけ」
ゼネコン退潮の必然

準大手ゼネコンである戸田建設の今井雅則社長は、国内工事量の頭打ちを見越していた。コロナ禍は流れを加速させただけという。
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ーー新型コロナウイルス感染拡大で建築事業の発注量が減り、受注競争は厳しくなっていますか。
 これからますます厳しくなると思います。業界では、せっかく労働単価や週休、労働環境などを良くしてきたのに、単に工事額の叩きあいというか、受注競争をするのは各社の品格というか、各社の格の問題。そういうことをしてはいけない。
 工事量が減ってくる速度が想定よりも速くなってしまったから、どうしてもそうせざるを得なくなっているところはあるでしょう。しかし、叩きあいをやめていかないと、また仕事が少なかった時代の過当競争状況になり、職人にしわ寄せする。悪循環はずっと続きますから早くやめなきゃいけない。
 建築と土木の労働生産性を比べると、土木のほうが機械化して向上する余地がある。建築は限界に近づいています。ここから建築のほうを上げようとすると、無人化施工をどんどんやっていかなければいけない。各社必死に取り組んでいますが、そこまでの技術が整っていない。大手や準大手は、そうしていかない限り、もうからない産業になってしまった。
 続きのインタビューは、下記をご覧ください。
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 戸田建設の社長が言う叩きの落札は、職人にしわ寄せがいくと語り、叩きの悪循環は続いていくという。まさにその通りである。長岡京市の議会が承認するなら、悪例の見本となる。
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