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  .2020.11.11.
  長岡京市新庁舎・入札:戸田建の落札・公明正大か!
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総合評価で低入調査となったが!
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開札は10月12日・決定は25日後の11月5日!
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 京都府長岡京市は、「長岡京市新庁舎等建設工事」を一般競争入札し、79億8800万円(税別)で戸田建設京滋総合営業所(京都市下京区)に決めた。入札結果を10月22日に公表する予定だったが、低入札価格調査のために落札決定を保留としていた。
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 入札には奥村・山下JV、清水建設、大豊建設(辞退)、戸田建設、飛島・辻JV、三井住友建設の6者が参加した。
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予定価格・99億3900万円(税別)
調査基準価格・85億9188万円(税別)

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長岡京市新庁舎入札説明書の説明は、総合評価方式一般競争入札により決定するとあり、予定価格も公表した。低入札価格調査制度適用とあり、京都府をはじめとする他市も92%とするところが多い。
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 入札結果を見ても、応札者5社(1社辞退)のうち3社が92%と想定し同額であった。戸田建設は、77.75%である。国交省も72~92%の範囲内としているから異常では荷が、京都府下の自治体は京都府に右倣えであるわけだから、92%で応札するのは当然である。
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 今回の入札で本命視されていたのは清水建設であるが、あえなく撃沈というところだ。
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 この入札は提案評価と価格評価による評価値を算出する。
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 技術提案に加え、ヒアリングも行われ、市も応札者も時間と金をかけていたのであるが、戸田建設が調査基準価格85億9188万円を下回る79億8800万円で応札し、簡略な低入審査を受け落札した。
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 なぜ本紙は戸田建設の落札に異議を表明するのか。それは、入札説明書17ページに第15項に低入札価格調査制度の(2)地方自治法施行令第167条の10の2第2項の規定を適用し、調査基準価格を下回った入札を行った者は、評価値が最高であっても必ずしも落札者とならない場合がある。とわざわざ書いてある。
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 同じ17ページ16項に、調査基準価格を下回った場合の措置という内容で、(1)調査基準価格を下回って入札が行われた場合は、落札決定を「保留」とし、適合した履行がされない恐れがあると認めるか否かについて、入札者から事情聴取等の調査を行い、落札者の決定をする。とあるが、長岡京市は低があると想定していたことになる。
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 基準価格より6億388万円安く、予定価格より8億5402万円安く札を入れているが、支店管轄でこんな安値を勝手に入れるはずがない。予定価格に近い値でも赤字が出るのではないかと言われていた入札。戸田建設は8億円もダンピングしたが、採算を無視した。
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 JVを組まずに単独で応札したのは、初めからダンピングに打って出ようとしていたのではないか。
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 次から、腑に落ちない部分について掲載してみよう。
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