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建設した能登校舎の壁に“大量のゴミ”!
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撤去費用請求され・支払い義務ないと提訴!
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建設した校舎の壁から見つかったゴミ問題の処理が法廷闘争に発展した。日本航空高校石川の校舎の壁の中から「大量のゴミ」が見つかった問題で、撤去費用を請求されていた建設会社が支払い義務のない事を求め、学校側を提訴した。
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校舎の壁の中から出てきたボロボロになったボード。業者が工事の際残していったゴミです。
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今年4月、雨漏りの原因を調べるため学校が壁を壊したところ、ゴミが次々と見つかった。
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日本航空学園梅沢重雄理事長:
「ほうきで掃いたゴミまでさっと捨ててあったり、軍手とかボロ切れみたいなものも入っているわけですよね。信じられなかったです。そんなことするわけないだろうって」
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学校はゴミの撤去にかかる費用を工事を担当した東京の前田建設工業に請求。すると前田建設工業は…。
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<前田建設工業側の主張>
「同意のもと、なされたもの」
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こう主張した上で国の紛争審査会に調停を申請した。この動きに学校は…。
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日本航空学園能登キャンパス 梅沢慶臣学園長:
「弁護士の先生といろいろ相談して調停をするといってもそれはもう無理でしょうというお話だったので、それでは別に対策を考えましょうと」
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調停を拒否した学校側。その背景にあったのは撤去費用の認識の違い。実に20倍近い大きな開きがありました。
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日本航空学園能登キャンパス 梅沢学園長:
「授業を実際にやっているし(寮では)生活しているし、3食食べているわけですよ。前田建設工業が言ってきた費用は全然とてもそんな額でできるわけがない。宿泊費にもならない、食事代にもならない」
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調停を打ち切った学校側。すると前田建設工業は費用の支払い義務がない事を確認するため、学校を提訴しました。
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<前田建設工業側の主張>
「遅滞なく協議する場を確保する必要があると考え、債務不存在確認訴訟を提起いたしました」
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壁から見つかった大量のゴミ処理問題は法廷闘争に発展した。
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日本航空学園能登キャンパス 梅沢学園長:
「本当にもう信じられないというか、誠意が全く感じられない。向こう側が誠意を持ってやる以外は解決の糸口はないと思います」
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前田工業建設は「訴訟を通じて円満に解決を図りたい」とコメントしています。
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この問題は石川県輪島市の日本航空高校石川と日本航空大学校の校舎と寮の壁の中に石こうボードの切れ端など余った建築資材が捨てられていたもの。
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問題の発覚を受けて学校側は、建設を請け負った東京の前田建設工業に撤去費や仮校舎の建設費などおよそ50億円の支払いを求めた。
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しかし、前田建設工業は「撤去費として見積った額以上の支払い義務はない」と主張し、早期解決を図るため、10月14日、支払い義務がないことを確認する訴訟を金沢地裁に起こしたことを明らかにした。
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