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8月予定が情報漏洩で入札中止!
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大阪モノレールの本線(大阪空港―門真市駅)を大阪府東大阪市まで南に8.9km延伸する計画(4駅を新設)をめぐり、府が10月19、20両日、今年度中の着工に向け、最初の入札を実施した。今春、非公表の入札関連資料がゼネコン側に漏れる不祥事があり、庁内のルールを見直すなど、当初の予定を2カ月遅らせて仕切り直した。
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この日入札があったのは、延伸部のうち大阪府門真市(桑才新町地内)の約560mの区間。モノレールの軌道となるコンクリート支柱を建設する工事で、事業規模は13億5千万円~23億円とされる。当初の計画では8月に入札を終えるはずだった。
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ところが入札公示前の4月27日、「資料が漏れていますよ」と記した匿名の投書が府に届いた。工事名と、資料が漏れたとされるゼネコン名が具体的に示されており、府は入札手続きを中断して調査を開始。大阪府警にも連絡した。
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府によると、資料が流出したとみられるのは3月23日。大阪市北区の個室付き焼き肉店で、当時、府八尾土木事務所に所属していた50代の男性職員と、旧知のゼネコン社員ら3人との私的な飲み会があり、男性職員が入札での採点基準などを記した関係資料を1人に渡したという。ゼネコン社員は資料を自社の工事担当部署に回し、社内の「勉強会」で使われたとされる。
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入札中止となった原因は、大阪府が7月30日、府の第三セクターが運営する大阪モノレールの延伸工事の入札を巡り、都市整備部の技術系の男性職員が参加を検討していたゼネコンの男性社員に採点基準などの情報を漏えいしたと発表した。府の調査では現金など見返りの授受は確認されなかった。府は府警に通報し、処分を検討している。
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府によると、職員は八尾土木事務所にいた2020年3月23日、大阪市北区の焼き肉店の個室で入札資料を社員に手渡した。
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2人は平成5年ごろのモノレール建設工事に携わっており、この日は別の業者の2人を含む4人で会食していた。職員は府の聞き取りに対し「2人きりになった際に手元にあった資料を渡した。酒を飲んで調子に乗り、今やっていることを見せたくなったのだと思う」などと説明した。
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今年4月、漏えいに関する匿名の投書が府に寄せられ、府は入札手続きを停止した。内容や金額を変更し再開する方針。
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