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  2020.08.11.
  首相:今秋の内閣改造・党役員人事:「まだ先だ」!
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コロナ対策に全力をと強調するが!
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 安倍晋三首相は8月6日、広島市内で記者会見を行い、秋にも想定されている内閣改造・自民党役員人事について「現在、新型コロナウイルス対策に全力を挙げて取り組んでいる。人事の話はまだ先だと考えている」と語った。新型コロナの感染拡大に伴う緊急事態宣言の再発令については「直ちに宣言を出す状況ではないが、高い緊張感のもと、状況を注視していく」と述べた。
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 首相は新型コロナの感染状況に関し、4月末の重症者数が328人だったのに対し最近は104人に低下し、死者数も5月の460人と比べ7月は37人だったと説明。その上で「それぞれ大幅に抑えられている」と述べた。感染者が増えているのは「検査体制が大幅に拡充されてきたことも大きい」と説明した。
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 お盆の帰省について「3密を避け、大声で話さないといった基本的な感染防止策を徹底するようお願いしたい」と呼びかけた。観光支援事業「GoToトラベル」に関しては「感染拡大防止策を実施していただきながら、ウイズコロナの時代の安全で安心な新しい旅のスタイルを普及・定着させていきたい」と述べた。本当だろうか、、、。首相自身は掛け声だけで、政策実施は西村康稔経済再生担当相が担い、毎日TV会見をしているが、ニュースでは、関係省庁などと調整不足のまま踏み込んだ発言をするケースもあり、信用が置かれていないのが実情だ。いろいろ説明するが、統一した基本対策はよくわからない。
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感染症対策専門家会議の見解に
(1)症状の軽い人からの感染拡大
症状の軽い人も、気がつかないうちに、感染拡大に重要な役割を果たしてしまっていると考えられることです。
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(2)一定条件を満たす場所からの感染拡大
これまでに国内で感染が確認された方のうち重症・軽症に関わらず約80%の方は、他の人に感染させていません。
一方で、一定条件を満たす場所において、一人の感染者が複数人に感染させた事例が報告されています。
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(3)重症化する患者さんについて
感染が確認された症状のある人の約80%が軽症、14%が重症、6%が重篤となっています。しかし、重症化した人も、約半数は回復しています。
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 各府県の毎日の感染者数の発表。最近、この発表に疑問を感じている人も多くなったと聞いている。PCR検査で陽性と出たらコロナウイルスに感染しているとされるが、この抗体検査の感度は70%と聞く。インフルエンザの100分の1~1000分の1といわれるウイルスの少なさが検査をすり抜ける原因で、感染疑似者が2週間の観察期間というのは症状が悪化を辿るのか否かを判定するためのもの。全国民をPSR検査をしても、30%(偽陰性者)はすり抜けるのだから、「コロナが心配」という患者全員に新型コロナウイルスのPCR検査を行うことは適切ではないという研究者もいる。
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 PCR 検査はリスクの低い人に対し大量に実施しても、誤って陽性となる数が多くなるので検査の意味がなくなる。必要な検査数を保つことが重要で、陽性率はその指標になる。日本の陽性率は 4月10日現在 7.8%で、厚生労働省によりますと、7月20日から26日までの1週間に全国で検査を受けた人のうち、陽性となった人の割合は6%だった。
人口で補正した死亡者数とPCR検査数の間に関係はみられなかったという報告があるように、検査数と死亡率は無関係である。それは、国別比較を見てもはっきりしている。人口100万人あたりの検査数と死亡数を見ても、全く関連性がないことがわかっている。PCR検査をしたからといって更に死亡者数を減らせるかどうかはわからない。
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必要な対策は、国民全員や無症状者に対するPCR検査ではなく、全市民を対象とした外出制限の強化であり、無症状でも感染リスクがあるなら、人と人との接触を断つことである。これは、緊急事態宣言での外出自粛要請が一定程度の効果を示したことで実証できている。
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政府は「GoTo政策」を推進中であり、無症状のコロナ保菌者が移動すれば患者も増えるという当たり前のことを理解していない。政府と各府県の足並みがチグハグナ現在、患者数が増えているのは「政府の無策」という結論に至るだろう。
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