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「地中深く」から発射は「世界初」と強調!
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イランのイスラム革命防衛隊は7月28日、ペルシャ湾のホルムズ海峡で軍事演習を実施し、米海軍のニミッツ級航空母艦に見立てた実物大の模型をミサイルなどで“攻撃”したが、この演習の一環として地下の施設から弾道ミサイルを発射した。イラン国営テレビが7月29日、明らかにした。
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この弾道ミサイル発射で、湾岸地域にある2カ所の米軍基地が一時警戒態勢に入ったと報じられている。
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国営テレビはまた、演習では空母の艦橋を標的にしたドローンが投入されたと報じたが、その映像は放映されず、弾道ミサイルの種類も明らかにされなかった。
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革命防衛隊によれば、演習は29日も継続して実施され、“長距離弾道ミサイル”の発射も予定されていたという。
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この演習中のミサイル発射で、アラブ首長国連邦アブダビのアルダフラ米空軍基地と、米中央軍前線司令部があるカタールのアルウデイド空軍基地が警戒態勢に入り、兵員が一時避難した。
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国営テレビが報じた空撮映像には、日中の砂漠で爆発が起きて煙と砂塵が巻き起こり、上空に4発の飛翔体が打ち上がる様子が映っている。
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IRGCは公式ウェブサイト「セパフニュース(Sepahnews)」に掲載した声明で、このような軍事演習は「世界初」だと主張。「地下深くから、完全にカモフラージュされた方法での弾道ミサイル発射に成功した」「敵国の情報機関に深刻な課題を突き付ける重要な成功だ」と自賛している。
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IRGC航空宇宙部隊のアミールアリ・ハジザデ(Amirali Hajizadeh)司令官は国営テレビで、「地中に埋まったミサイルが突然、地面を突き破り、正確に標的を攻撃する」と説明。「世界で初めて」だと強調した。
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