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  2020.06.05.
  兵庫県・河川浚渫:施工業者・残土を産廃にして!
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通常・浚渫土は残土なのだが、、、!
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高分子を入れて固め・産廃にしてしまった施工者!
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2020年1月に公示された(二)野田川水系 外堀川河床掘削工事(その2)が3月に「宗和建設(株)・姫路市」が落札し、4月下旬に着工したが、残土処分で大きなミスが出ている。
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河川の浚渫で出る浚渫土は草の根や空き缶など色々のものが混じるが、缶・瓶・ペットボトル等は分別し、ヘドロ土砂は残土処分場へ捨てる。ところが、工事を受注した宗和建設はどういう分けかこの浚渫土に高分子を混ぜ、残土処分場へ運搬した。5月のゴールデンウイークの時期にである。
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通常、浚渫土は含水率も高く、河川敷で水切りをしてから運搬するのだが、この工区は姫路市役所の東側でヘドロ処分をする空き地もない。工事場所からヘドロを運搬処理するにしても外部で借地し乾燥する必要がある。
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運搬のためには、高分子で固め道路に水滴が流れないよう処置をする必要がある。兵庫県土木も高分子で固めることは了承したものとみられるが、宗和建設は高分子で固めたままたつの市新宮町の残土処分場へ運び込んだ。この処分地は汚泥処分の許可は持っていない。何車か運んだようであるが、残土処分業者も産廃である事に気づいたようだ。ヘドロを高分子で固めると、残土でなく産業廃棄物となり、管理型処分場へ持って行かなければならない。管轄は姫路市産廃対策課である。姫路市廃棄物対策課は、この高分子混入ヘドロは産業廃棄物であるといっている。産廃業者ならだれでも知っている。
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(二)野田川水系 外堀川河床掘削工事(その2)の兵庫県の見積書では浚渫土砂は2810m3とあり、ダンプへの積込みは平積み6m3と指定されている。運搬はダンプ数量で468台分である。
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ゴールデンウイーク明け後には、このヘドロは県の置き場に搬入されている。残土ではなくなった証明であろう。ゴールデンウイークが過ぎてから約1か月、光治場所からヘドロ産廃の運搬も終わったころだろう。
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大雑把な内容であるが、残土業者へ入れた産廃残土は施工業者が持って出たのか、今でも置いてあるのか。県の仮置き場へ運んでいる高分子入り残土は産業廃棄物であり、乾燥したのちは廃棄物処分場へ運ぶのであろうが、県土木との打合せはどうなっているのか。
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新しい情報が入り次第、続きを掲載する。
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