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   .2020.02.25.
  和歌山紀美野町・官製談合:17年度から不審な落札!
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紀美野町の建設課長と㈱農地開発社長の2名逮捕!
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3年で同額落札10件・町長『調べてなかった』!
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 紀美野町発注工事を巡る官製談合事件で、官製談合防止法違反などの疑いで逮捕された赤井登容疑者(58)が社長を務めていた建設会社「農地開発」が、2017年度ごろから最低制限価格と同額か近い金額で同町の工事を落札し始めたことが判明した。同容疑などで逮捕された紀美野町建設課長、井村本彦容疑者(59)が課長に就任したのは15年で、それ以降不自然な落札が続いていた。
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 町発注の公共工事で落札価格を漏らしたなどとして、和歌山県警は17日、和歌山県紀美野町の建設課長、井村本彦(59)と同町の㈱農地開発役員、赤井登(58)の2容疑者を官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕した。2容疑者とも容疑を認めているという。
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 逮捕容疑は、2容疑者は共謀の上、2019年10月4日、町発注の橋の修繕工事の指名競争入札を巡り、井村容疑者が、当時同町の建設会社「農地開発」社長を務めていた赤井容疑者に対し、最低制限価格860万5000円を漏えい。同18日に赤井容疑者が同額で落札した。
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 県警捜査2課によると、㈱農地開発は18年度、町発注の公共工事計19件の入札に参加し、6件を落札した。同課はこの6件についても落札価格の漏えいなどがなかったか調べる。
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 井村容疑者は合併前の野上町に1979年に採用された。数年後に別会社の営業をしていた赤井容疑者と知り合ったという。
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 農地開発は最低制限価格と同じ額で工事を落札していて、2018年度には農地開発が落札した8件のうち4件でも最低制限価格と落札額が同じだったことが分かった。
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 紀美野町の寺本光嘉町長は、「落札額がぴったりなのは不思議に思うが、調査はしていなかった」と話している。
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 和歌山県紀美野町の幹部職員の男が、非公開の価格情報を事前に知り得る立場になってから、業者の落札件数が増えていることが判明。
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 紀美野町の建設課長・井村本彦容疑者(59)は、2019年、橋の修繕工事の入札で非公開の最低制限価格を土木工事会社「農地開発」の社長だった赤井登容疑者(58)に事前に漏らした疑いがもたれており、いずれも容疑を認めている。
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 井村容疑者が5年前に建設課長になって以降、㈱農地開発の落札件数が年々増加しているほか、落札額も建設課が発注した工事の半数以上で最低制限価格と同じ額だったことが分かった。
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 ㈱農地開発は、最低制限価格と同額もしくは少額の差で複数の紀美野町発注工事を落札しており、県警はこれらの工事でも漏えいの可能性を調べると共に、金品の授受の有無についても捜査する。
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