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機構が路線概要を公表!
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北陸新幹線の未着工区間(敦賀-新大阪)で、県内は敦賀、小浜両市街を高架橋で通り、美浜、若狭両町は主に山岳トンネルになることが明らかになった。建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が11月26日、環境影響評価(アセスメント)の方法書を公表し、路線概要として明記した。
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方法書によると、敦賀駅から敦賀市内を主に高架橋で通り抜ける。美浜、若狭両町は連続する山岳トンネルで通過。小浜市内は主に高架橋で、北川を通過した後、JR東小浜駅付近に駅を設ける。小浜市南部は山岳トンネルとなり、京都府境へ向かう。
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東小浜駅には、速達型の車両が停車しないとみられる。このため同駅付近は「高速走行を可能とするためになるべく直線とし、小浜線との乗り継ぎを考慮した位置で計画」とした。また敦賀、小浜両市では、市街化が進む地域をできる限り回避。北川など主要河川は、可能な限り短い距離で通過するとした。三方五湖や周辺の国定公園は、既に避ける方針が示されている。
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方法書は大まかな駅位置・ルート(幅4~12キロ)が盛り込まれた「配慮書」(5月末公表)を詳しくした内容。新幹線の完成後だけでなく、建設期間も含めて猛禽(もうきん)類や大気、水源、地質などの調査方法を示している。鉄道・運輸機構は12月6日以降、県内の沿線住民を対象にした方法書の説明会を順次、開く。
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方法書は県と敦賀、美浜、若狭、小浜、おおいの各市町で、12月25日まで縦覧できる。鉄道・運輸機構のホームページにも掲載されている。2020年1月8日まで意見を受け付け、同年春に内容が決定する。
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