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運転担当者の不足などが課題!
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自動運転技術により事業の効率化にも!
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JFEエンジニアリングは2019年7月16日、新潟市のゴミ焼却施設で実証実験中の焼却炉の完全自動運転技術を報道陣に公開した。ゴミ焼却に関する各種データや人工知能(AI)を組み合わせることで、人手を介さず安全に焼却炉を運転することができる。同社は年内にも実用化する計画で、他施設への導入なども進める。
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完全自動運転技術により、人手を介さずとも安定して焼却炉を運転できる新潟市の新田清掃センター、完全自動運転技術により、人手を介さずとも安定して焼却炉を運転できる。
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自動運転技術はJFEエンジが運営を担う新潟市の「新田清掃センター」で、18年10月から実証実験を実施。焼却炉を運転する担当者の操作データのほか燃焼温度や燃え方を数値化したデータなどを活用し、自動的に操作できるようにした。
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実験では2週間以上、人手による操作がなくても安定した燃焼が可能なことを確認した。ボイラーからの蒸気発生量の安定性も向上したという。今後は半年程度実験を続け、関連システムを完成させる計画だ。
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ゴミ焼却施設は企業が自治体から運営を受託するケースが多い。一方でベテランの運転担当者の不足などが課題となっている。JFEエンジは自動運転技術により事業の効率化や競争力強化につなげる考えだ。
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