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   2019.08.13.
   露・軍施設で爆発事故:原子力推進巡航ミサイルか!
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9M730ブレヴェスニク・ NATO名SSC-X-9スカイフォール!
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 8月8日、ロシアのアルハンゲリスク州にあるロシア海軍の実験場で爆発事故があり、セヴェロドヴィンスク市の市民保護局が一時的な放射線レベルの上昇を発表しました。しかしロシア国防省はこれを否定。ロシアの主要メディアでは「液体燃料式エンジンの爆発事故」とだけ報道されていましたが、8月10日になって国営原子力公社「ロスアトム」がこの事故で職員5名が死亡したことを公表、原子力事故であることが確実になった。
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 依然として「液体燃料式エンジンの爆発事故」だとして、ロスアトムの職員は「液体推進剤の為に開発された放射性同位体」の試験で事故に遭ったという整合性の付かない説明が続いており、爆発事故の詳細を未だ伝えていない。液体燃料式の弾道ミサイルにしろ、ジェット燃料を搭載した巡航ミサイルにしろ、エンジンの試験や発射試験では核弾頭を搭載しないので爆発事故が起きても放射線レベルが上がるはずが無い。宇宙ロケットなら原子力電池を積むこともあるが、通常ではあり得ない。では、液体燃料の為の放射性同位体とは一体何なのだろうか? 
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 事故が起きれば必ず原子力事故となってしまう露のミサイル。ロシアが開発中の原子力ジェットエンジンを搭載した原子力推進巡航ミサイル「9M730ブレヴェスニク」、NATOコードネーム「SSC-X-9スカイフォール」。このミサイルの試験が爆発事故のあった実験場であり、開発試験が行われていた。
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 現在までにロシア当局は原子力推進巡航ミサイルが事故に関連しているとは一切公表していない。あくまで憶測であるが、この巡航ミサイルが爆発事故起こすと原子力事故となるミサイルなので、事故原因として注目されている。この原子力推進巡航ミサイルの燃料は液体式ではなく、固体燃料ロケットブースターで打ち上がった後に原子力ジェットエンジンで飛行する方式なので、液体燃料は搭載しない。
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 ロシア当局は機密性の高い原子力推進巡航ミサイルの事故を秘匿したいがために、正確な発表を行っていない可能性があり、あるいは通常の弾道ミサイルないし巡航ミサイルに、放射性同位体が関わるなんらかの装置が開発されたのかもしれない。どちらにせよロスアトム職員が爆発事故で死亡した原子力事故であることに変わりが無く、アメリカをはじめ各国はロシア軍が何をしていたのか情報収集をしている。
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 ロスアトムの説明では「沖合の海上プラットフォームで試験が行われていた」「液体燃料ロケットエンジンの爆発」「放射線源に関連する作業が行われていた」としているが、これが正しい場合は液体燃料式の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の事故ということになり、SLBMに原子力電池が搭載されていた可能性が出てくる。
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 しかし、もし過去にもそのような弾道ミサイルへの原子力電池の搭載例があったならば発射試験失敗の度に空中に放射性物質がバラ撒かれてきたことになり、弾道ミサイル試射での前例は聞いたことがない。
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 セベロドビンスク当局は同日、公式サイトへの投稿で,爆発後に放射能レベルが一時的に上昇したと発表。この投稿はその後削除された。市当局者はロシア経済紙RBCに、投稿を削除したのは「国防省がこの件を扱っているため」だと語った。
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 地元当局によれば、放射能レベルは10日午前11時50分に上昇したものの12時30分までの間に下がり、午後2時には正常値に戻っていたという。
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 ロシアでは5日、シベリアのクラスノヤルスク地方にある弾薬庫で爆発が続発し、数十人の負傷者が出ていた。
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