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米国の反発に屈せず!
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トランプ氏・デジタル課税に報復!
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日本では、韓国に対する「輸出管理強化」が韓国の反発を買い、WTOで議題に取り上げるか否かの討論まで起きた。この件に関しては連日新聞やネットで取り上げられているので、ここでは取り上げない。
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欧米では、何処かの国が何かをすると、その対抗策がすぐ起きる。
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フランス議会は7月11日、主要経済国で初めて大手テクノロジー企業へ課税する法案を可決した。ドナルド・トランプ米大統領は同法に反発し、報復関税につながる可能性がある調査の実施を指示していた。
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大手テクノロジー企業の一部は、比較的小さな欧州諸国に法律上の本社を置くことで、莫大な利益を上げている国々での納税額をごくわずかに抑えている。新法はこの課税の不均衡を解消することを目指したもので、大手テクノロジー企業がフランス国内の消費者に対するサービスから得た収入に対し3.0%を課税する内容。
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ドナルド・トランプ米大統領は7月26日、フランス議会が米テクノロジー大手各社へ課税する法案を可決したことを受け、同国に対し「相当な」報復措置を取ると宣言した。
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トランプ大統領はツイッターへの投稿で、グーグル(Google)、アップル(Apple)、フェイスブック(Facebook)、アマゾン・ドットコム(Amazon.com)といった米大手企業を対象としたフランスのデジタル課税法に言及し、「フランスは米国の素晴らしいテクノロジー企業にデジタル税を課した」と指摘。「われわれは間もなく、マクロン氏の愚行に対し、相当な報復措置を発表する」と述べた。
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ビールですら一度も飲んだことがないという徹底的な禁酒主義者のトランプ大統領はまた、「米国産のワインはフランス産のワインよりも良いと、私は常々言ってきた!」とも書き込み、報復措置の対象がフランスの主要輸出品であるワインとなることを強く暗示した。
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フランスのブリュノ・ルメール(Bruno Le Maire)経済・財務相は、仏政府が米国の報復措置を恐れていないことを示唆。「デジタル活動に対する普遍的課税は、われわれ全員の課題だ。われわれは先進7か国(G7)、そして経済協力開発機構(OECD)内で合意に至りたい。フランスはそれまでの間、自国の国家的決断を実行する」と述べた。
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