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   2019.07.04.
   明浄学院:2017年から学院内はトラブル!
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北千里に移転し・阿倍野は売却という計画もあった!
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学院経営者が株式会社を設立し!
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 毎日新聞がトップ記事として報道し、他社は小記事として新聞掲載したしたが、この学院スキャンダルは2017年春から不名誉な報道としてネットなどで出始めたのでご存知のかたも多いだろう。
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 明浄学院の問題は、2017年3月に退職した先生が大阪地裁に民事訴訟を起こし、保護者が記者会見をしたことで、朝日新聞、読売新聞、産経新聞、毎日放送など大手メディアにも報じられるようになった。学校用地売却などの報道で、2018年度の募集人員の削減などについて学院は、「法的な問題はない」とし、学院の理事会に対して保護者が退陣を求めていることについて、「現在の在校生の安全で活気ある教育保証確保の観点からは許されないもの」、「行動を首謀する一部の保護者、団体、一部教職員に対しては、学校法人としては厳格かつ、毅然とした対応で
臨んでまいります」と反論している。
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 2017年8月には、学校法人明浄学院とその傘下にある明浄学院高校、大阪観光大学について、反社関係者の経営介入、学校用地売却計画、経営陣の教員への不当な圧力など、生徒不在の運営を続ける明浄学院高校についてはNet上でも取り上げられていた。ついに保護者が立ち上がり、大阪府と文部科学省に「上申書」を提出し、学校運営の正常化と大橋美枝子理事長ら全理事の解任を求めた。
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 これらに関する記事は、2016年末に明浄学院の土地が反社勢力の手で乗っ取られ、売り飛ばされそうになっていたという。業者と売却交渉をしていたのは、大山武夫氏。「影の理事長」として学校用地の売却を目論んでいたというのだ。
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①土地謄本 PDF19.07.04 myojyo-toti1.pdf
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 大阪府吹田市への学校移転計画、土地入手の経緯で現職大臣への「口利き要請疑惑」が判明。吹田市幹部への「圧力」を示唆するメールを大橋氏が送信していたことも判明。
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 土地売却に深く関与していたのが、理事で不動産会社経営の山下隆志氏であることも判明。そして株式会社明浄という「トンネル会社」を設立し、学校とはまったく関係がない福島県での除染ビジネス、ベトナムへの病院ビジネスへの投資などを計画していた事がわかった。
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仮登記がついた土地謄本 PDF19.07.04 myojyo-toti2.pdf
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 明浄学院の明野欣一理事長が突然、理事長を退任。大橋氏が新理事長に就任したのだ。明浄学院高校の学校敷地の一部に「仮登記」がなされ、理事の山下氏の会社に売却される可能性があることがわかった。「明浄学院高校が売られてしまったのではないのか」という情報も流れた。大阪市阿倍野区の明浄学院高校の一部、現在はプールや校庭となっているところに大阪市の不動産会社、「㈱ピアグレース」に権利者が移行しているのだ。
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 不動産登記簿から読み取ると21億円で土地を売買する契約を明浄学院は締結しているとみられるのだ。この「ピアグレース」社長は山下隆志。なんと学校法人明浄学院の理事という肩書も有している。吹田市移転計画の中で、山下氏の名前が何度も登場する。
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ピアグレース会社謄本 PDF 19.07.04 pia.pdf
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 2017年6月になって大きな動きがあった。これまで、経産省OBの明野欣一氏が学校法人の理事長を務めていた。しかし、6月2日付けで辞任、副理事長の大橋美枝子氏が理事長に昇格したのだ。
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 大橋氏は学校法人明浄学院の「トンネル会社」と目される株式会社明浄の出資者で現在も取締役だ。明野氏は「利害相反」の可能性があると文科省から指摘があったと、2017年5月に辞任しているが大橋氏は居座ったまま。
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 明野氏は4月28日に文書でこう表明した。
〈最後に株式会社明浄について、以下の通り報告します〉
〈文科省との会議において、会社法と私学法との違いから利益相反になる恐れがあるとご指導いただきました〉
として、株式会社明浄を辞任する意向を示したのだ。商業登記簿謄本では、明野氏は辞任していた。しかし、大橋氏はまだ取締役のまま。牧野洋稔氏という人物が、代表取締役となっていた。明野氏と大橋氏の取締役の就任は、学校法人明浄学院の規程に明白に反するものだ。
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 2017年4月、ライブドア元副社長・大塚哲也、大橋美愛子副理事長、明野欣市理事長は自分たちの行いは棚に上げ、一連の報道をしていた日本タイムズや教職員、保護者会を完全敵視し「記事はデタラメ」と吠えていた。
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 学校関係者は、大橋氏は大山氏から、「後は任せた」といわれ、明浄学院にやってきたと、明確に認めている。明浄学院の前に、兵庫県芦屋市の芦屋大学などを経営する、学校法人芦屋学園の不透明な学校運営とカネの流れについて、日本タイムズは弁護士に明浄学院の問題を相談した時だ。
「あれ、明野?明野か?」
と驚いたような声を上げて弁護士は、分厚いファイルをとりだした。芦屋学園事件の刑事告訴する際の資料がとじられたものから、1枚の法人登記を差し出した。ある一般財団法人のもので、代表理事は「明野欣一」となっている。
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「芦屋学園のカネを外部に流出させる役割を果たしていた、とんでもない財団法人なのです。大学に不要な事業をやらせて、カネを自分たちの懐に流し込む。明野氏は非常に重要なポジションにいたのです。もちろん、芦屋大学でも問題になった」
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 2月3日付けで作成された<学校法人明浄学院中期事業計画>という書類。 <今後の計画>に記されていたのは、「017.04吹田市北千里に明浄学院学校用地購入、5500坪」。阿倍野区の学校を売却し、校舎を移転。売却益に加え、銀行の融資を受けてその価値を倍増させようという計画が進んでいたのだ。〈(阿倍野区文の里)残り建て替えた場合、2000坪 売却金20億円となり、新校舎建設金45億円で、借入金25億円を抱えることとなる。総資産は50億円と変動はない〉として、吹田市への移転が最適だとしている。
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 2016年9月28日に明浄学院法人本部が作成した「北千里移転案」の極秘文書である。 移転場所は、大阪府吹田市、2009年に廃校となった、吹田市立旧北千里小学校の跡地だという。阪急北千里駅から徒歩数分という好立地。その資金計画として〈(吹田市の)土地の購入は27億、新校舎建設に45億に対し、(現在の阿倍野区文の里)売却による収入は55億、土地の担保での借入金で17億。資産価値は現在の50億円に対して70億円〉
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 移転にともなって泉州池田銀行から融資を引き出そうとして、
<融資額(最大)80億円>と赤文字で書いている。
阿倍野区の学校は、50億円から60億円でマンション業者に売り渡す予定。 移転案の検討という資料には<土地の購入は27億円、新校舎建設に45億円、売却による収入は55億>。
それどころか、吹田市から6000坪を買い、2000坪は転売してさらなる利益をも目論んでいるのだ。 融資の80億円と売却の55億円で135億円。土地と新校舎建設で72億円、63億円が手元に残る。本当に80億円もの融資が必要なのか。いったいこれはどこに流れるのか。
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 吹田市に移転した場合のタイムスケジュールも示されている。平成30年に吹田市の校舎が完成した時点で、高校1年生を受け入れ、平成32年で阿倍野区は閉校、転売となっている。最後の3年生は、阿倍野区で1学年のみで勉強することになるという。
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 「株式会社明浄」の設立目的は、「学校法人なら、何をするにも理事会などで了承をとり、進めないとダメだ。会社にすれば学校法人から請け負った格好にして、何でもできる。トンネル会社として作ったと聞かされた」裏付けるように<業務契約書>が平成28年12月20日に、学校法人明浄学院と株式会社明浄の間で、交わされている。<覚書><事業計画書>もついていおり、大阪観光大学の学生募集について、海外から留学生を連れてくれば、1人につき20万円、マイクロバスについては毎月25万円支払う、そして吹田市への移転計画でも解体費用など45億円を請け負うように記載もある。エージェントのように株式会社明浄が入り込んでいるのだ。
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 また、この業務契約書に、明浄学院にはまったく関係がない、事業が記されていることだ。
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<共同事業同意書>という書面には
大橋氏が代表の岡山県にあるNPO法人サクシードと株式会社飯井商店が、福島県南相馬市に作業員寮を共同で建設する同意書を交わしているのだ。建築費用は6億3千万円。サクシードが4億3千万円、飯井商店が2億円を出すという。だが不思議なことに<NPO法人サクシード(観光大学)4億3千万円>とある。明浄学院の関係者によれば、「表向きは、大橋氏のNPOが絡むが、大阪観光大学、明浄学院がカネを出して、作業員の建設、つまり除染ビジネスに進出するということ。
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 大橋氏のMPO法人は、学習支援、保育事業などが目的。4億円もの巨額なカネがあるとは思えない。 自分の商売に、学校のカネを流用しようという魂胆じゃないかと聞いています」
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 株式会社明浄の<事業計画>には、ウイッツ青山学園のM&A、別の資料には<ベトナム病院投資>などとうてい関係あるとは思えない内容が並ぶ。そして、すでに明浄学院のカネは株式会社明浄に流れているようだ。先に指摘のあった<トンネル会社>という形容がピッタリな気がする。
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㈱明浄の謄本 PDF19.07.04 myojyo-kaisya.pdf
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 資料によれば、株式会社明浄は学校法人明浄学院が400万円、明野氏と大橋氏がそれぞれ300万ずつ、合計1000万円が資本金。
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 明浄学院ホームページで「新校舎プロジェクト」として一部土地を売却、現在の校舎を取り壊し、新校舎を建設と告知されている。だが内部では、「本当に新校舎が建つのか。校内では、大阪市内の小学校跡地に移転、今の校地はすべて売るとも聞こえてきます。他に移るといっても、日本タイムズで暴力団との関係を暴かれ、そう簡単にいかないと思いますがね」(明浄学院関係者)
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 なんとも絵に書いた大プロジェクト。これら一部始終は「日本タイムズ」に書かれているので、ご一読を。
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