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   2019.05.11.
   中国:5つ目の南極観測基地・狙いは何!
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ロス海の石油開発のための準備基地!
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極地にはどんな資源がある?
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 5300万年前、南極の沿岸にはヤシの木が茂っていた。5,300年前の南極は、夏は気温25℃ほど、冬でも10℃程度で二酸化炭素も今のレベルよりはるかに高かったことから沿岸部にはヤシの木、丘や内陸ではブナや針葉樹が茂っていた。
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 1956年にアメリカ海軍が当地に設営した拠点が基になっている、基地に電力や暖房を安価に供給するために1972年に小型の原子力発電所が建設され、10年ほど稼働していた。
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 南極の98%は氷に覆われているが、氷の下には陸地が存在している。その氷は地球上の淡水の61%を占めている。
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 南極の氷は世界で一番大きな一個の氷の塊です。東南極では大きな陸塊が見えていますが、西南極では海面下2500mにある岩盤まで深く氷で占められている。
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 北極地域は人間の生活圏に近いため、鉱物資源の開発は早くから進められてきた。スカンジナビア半島の北部やスヴァールバル諸島では鉄鉱石が産出され、グリーンランド南部では鉄鉱石、鉛、亜鉛が掘り出されています。ロシアは、北極では最も広い陸地を持っているため、地下資源の埋蔵量も多く、ニッケル、銅、プラチナなどを産出しています。カナダでは、鉛、亜鉛、銅を主に、多くの種類の鉱物を産出している。アメリカのアラスカ州は、昔のゴールドラッシュで湧いたように、金や銅のほか、多くの種類の鉱物を産出している。
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 南極地域では、南極の海底に潜んでいると考えられる石油や天然ガスがあり、化石資源だけでなく、露岩地域からはいろいろな鉱物が発見されている。しかし、厳しい自然環境のもとでは、鉱物資源の探査や開発にともなう技術的な問題が多く、自然環境破壊は最大の問題だ。
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 南極の鉱産資源について論じた文献は少なく、経済的に有利な回収ができるような大規模の鉱床はまだ発見されていないが、巨大な資源が眠っていることはまず間違いない。中国の5つ目の観測基地は、ロス海に眠る石油やガスの発掘をするための準備基地だろう。
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 山脈はロス海からウェッデル海まで貫いていて、地球上でもっとも長い山脈の一つです。幅は100kmから300km程。この山脈の東半球側には東南極が、西半球には西南極やロス棚氷、フィルヒナー・ロンネ棚氷がある。因みにペンギンやアザラシ、海鳥が生息しているのは海岸線上だけで内陸部には菌類、地衣類、藻類などしか生息していない。
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 中国第34回南極科学観測隊の隊員である胡琴氏は2017年11月8日、上海市で極地科学観測船「雪竜号」に乗り、南極に向かった。彼の主要任務は、中国5ヶ所目となる南極観測基地の臨時施設の建設。中国第34回南極科学観測隊長、中国極地研究センター主任の楊恵根氏は、「今回は困難な観測任務となる。5ヶ所目となる南極観測基地の建設に向けた事前準備は特に重要だ」と話した。科技日報が伝えた。
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 既存の4ヶ所の南極観測基地と比べ、5ヶ所目はどのような使命を担うのだろうか。また、今回の観測で、中国の科学観測隊員は5ヶ所目の南極観測基地をめぐり、どのような事前準備活動を展開するのだろうか。中国は面積約1380万㎡kmの南極大陸で、長城基地、中山基地、崑崙基地、泰山基地という4つの観測基地を持っている。
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 西南極にある長城基地周辺は生態系が活発で、南極の生態観測と研究に適している。中山基地は東南極にあり、南極大陸氷床の変化の過程、南極の棚氷と海洋の相互作用を研究する理想的な場所だ。また高空物理、地質学、地球物理などの作業を展開するための優れた位置でもある。南極大陸氷床の最高地点であるアイスドームAに位置する崑崙基地は、氷床コア科学、大気科学、天文科学などの研究に適している。泰山基地は崑崙基地の科学観測をサポートし、さらに南極グローブ山観測の重要な支援プラットフォームでもある。
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 長期間のリサーチと白熱した議論を経て、ロス海に浮かぶ難言島(イネクスプレシブル島。以下、同島)が5ヶ所目の基地の建設候補地となった。
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 中国極地研究センター観測運行部主任の張体軍氏は、「地理的に見ると、ロス海は南極の重要な縁海で、海洋資源が豊富だ。ロス棚氷は南極最大の棚氷だ。ロス海とロス棚氷西側のヴィクトリアランドは、南極で有名な南極横断山脈に近く、有名な活火山やかれ谷など重要な科学観測エリアがある」と説明した。
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 ロス海西岸の同島は氷河と海洋に隣接しているため、南極の地質構造の変化、現在の自然環境、特に海洋・氷河・地質を研究する理想的な地だ。また同エリアには広範な南極特別保護区と特別管理区がある。世界最大の海洋保護区はロス海にある。これは南極グローバルガバナンスの重点エリアであり、グローバルガバナンスの高い模範効果を持つ。
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 設計上、5ヶ所目の南極観測基地は一年を通じて利用できる。80人が夏を過ごし、30人が冬を越すことができる。規模は5500㎡で、科学観測範囲は半径300-500km。主に基地エリアの建築物の施設の建設位置を確 定し、建設に必要な資材を輸送し、航空保障システムを整え、科学観測設備を設置する。すべてが順調であれば、早ければ2022年に建設される計画だ。
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