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ニューヨークのビル転売益で!
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鶏卵生産大手「イセ食品」(埼玉県鴻巣市)の伊勢彦信会長(89)が関東信越国税局と金沢国税局の税務調査を受け、2017年までの数年間で計約7億円の申告漏れを指摘されていたことが4月19日分かった。追徴税額は過少申告加算税を含め約3億円。
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関係者によると、イセ食品のグループ会社「イセヒヨコ」が米ニューヨークのビルを購入し、転売して得た利益の一部、計約19億円が配当として伊勢会長に渡ったとみられる。
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金沢国税局や関東信越国税局は約7億円が伊勢会長の個人所得で、申告漏れに当たると指摘。追徴税額は過少申告加算税を含めて約3億円で、既に修正申告したとみられる。
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伊勢彦信会長は、「ビルの売却益は米国で課税され納税している。税理士が『日本では税金はかからない』と言ったので任せていた」と話している。「ビルの売却益は米国で課税され納税している。税理士が『日本では税金はかからない』と言ったので任せていた」と話している。
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同社や信用調査会社によると、イセ食品は1912年創業。80年、米国に「イセアメリカ」を設立し、卵の販売量で全米2位になった。1984年には生産と販売で全米1位になったという。
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イセ食品グループの飼料販売会社「イセヒヨコ」(同)の米国支店が約30年前、ニューヨークの商業ビルを購入。合同会社(LLC)にビルを現物出資する形で所有していたが、2014年に転売し、LLCは約200億円の売却益を得た。関東信越国税局と金沢国税局は、売却益の一部がLLCからイセヒヨコへの配当に充てられ、同社から伊勢会長の個人口座に入金されたと認定。約7億円の所得の申告漏れを指摘したという。
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