アクセスカウンター
   2019.04.11.
   イスラエル総選挙:ネタニヤフ氏が勝利宣言!
   .
ネタニヤフ首相続投か!
.
.
 イスラエルの総選挙(国会、定数120)は4月9日、投開票された。右派のネタニヤフ首相率いるリクードを中心とする右派勢力の過半数獲得がほぼ確定した。5期目続投が確実となったネタニヤフ氏は10日未明、「偉大な勝利の夜だ」と宣言した。
.

.
 選挙管理委員会の発表(開票率97%)によると、政党別ではリクードと、ガンツ元軍参謀総長の中道政党連合「青と白」が35議席で並び、激しく第1党の座を争っている。ただ、連立の枠組みで見ると、右派勢力が過半数の計65議席で、中道・左派勢力の計55議席を大きく上回っている。
.
 ネタニヤフ氏は10日未明、テルアビブで支持者に向けて勝利宣言し、「右派ブロックは今後4年間イスラエルを率い続ける」と強調した。これまで4期約13年にわたって政権を率いてきたネタニヤフ氏の続投が現実となれば、イスラエルでは史上最長の首相となる。
.
 一方、投票終了直後のテレビ各社の出口調査では「青と白」がリクードと横並びか数議席上回るとの予想が出ていたため、ガンツ氏はこれを踏まえて「勝利宣言」し、「第1党が組閣を担当すべきだ」と強調した。
.
 最終開票結果は12日までに発表される予定。その後、リブリン大統領が議席を得た全政党から意見を聞いて決めた首相候補に組閣を指示する。次期政権の発足は早くても5月になる見込みだ。
.
イスラエルのニュースメディア、Yネットは10日未明、開票率95%の時点で右派・宗教勢力が過半数を占める勢いとなり、ネタニヤフ首相(69)が続投する可能性が強まったと報じた。
.
 総選挙は比例代表制で、過半数に達する連立が組める可能性が最も高い政党の党首がリブリン大統領に指名され、連立協議を行う仕組み。
.

.
 投票締め切り直後、ガンツ氏は「私たちが勝った」と勝利を宣言。ネタニヤフ氏も「右派が明らかな勝利を収めた」と宣言する接戦となっていた。
.