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大統領府の大気汚染対策に不満の声!
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中国紙・「韓国世論は衝動的」「常識を逸脱」!
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2019年3月6日、韓国経済テレビは「大統領府担当記者『大気汚染対策はそれだけ?』…大統領府の回答は」と題する記事を報じた。
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大統領府の金宜謙報道官が同日、春秋館での定例会見で「大統領が、中国から来るPM2.5(微細粉塵)の影響を最小化にすべく中国政府と協議し、緊急対策を設けるよう指示した」と話した。
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文大統領はこの日、
「韓中微細粉塵非常低減措置の共同施行」
「韓中人工降雨の共同実施」
「韓中微細粉塵予報システムの共同設置」などを要求。
それとともに「必要であれば補正予算を緊急編成して微細粉塵を減らすことに集中し、現在30年以上と老朽化した石炭火力発電所の早期閉鎖案を積極的に検討せよ」と指示したという。
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会見後にある記者が
「この対策を見ると、大気汚染に苦しんでいる国民の不満を解消するにはあまりにも足りないと思われるが、これが全てなのか」と質問。すると、金報道官は「質問はそれが全てなのか。最善を尽くしている」と回答したという。
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韓国のネット上では30~40代の男女を中心に、さまざまなコメントが寄せられている。「それなら記者がいい案があれば出してよ。記者内でも中国が原因、韓国が原因と大騒ぎしてるくせに」「朴槿恵政権の時には『鯖を焼くのが原因』と報じてた人が、今になって対策を要求?」「国民の代わりに質問・取材するメディアであるならば、代案も提示して合理的な解決方法を提案すべきじゃない?」など記者への批判が目立つ。
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政府に対しても
「歴代最悪」
「ここまでくると大気汚染は人災。北朝鮮ばかり見て何もしない無能な文政府の責任」
「頭の中は金正恩委員長でいっぱいな人に、どんな対策があると思う?正直これまで(対策など)考えたことなかったでしょ」など厳しい指摘が上がっている。
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3月7日、環球時報は、韓国の世論から、同国内の大気汚染の原因を中国によるものとする声が高まっていることについて、これを批判する社説を掲載した。
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以下はその概要。
「近頃、韓国ではスモッグが繰り返し出現しており、市民から不満が噴出している。そして、韓国世論は再び批判の矛先を中国に向け、ソウルなどにスモッグをもたらした責任を負うべきだと主張している。
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韓国世論の大きな特徴は、物事に対して衝動的になり、集団的な激高や悲壮感が起こりやすいことだ。韓国における民族主義の役割は、東アジアの他国に比べて一層活発なのである。
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ソウルなどで発生しているスモッグが中国と全く関係ないとは言えない。しかし、韓国メディアが言うような50%以上、75%以上が中国からという話は、常識の域を逸脱している。だいいち、中国北部のスモッグはここ数年改善傾向にある。それなのにどうして韓国のスモッグはますます深刻化しているのか。まさか、北京のスモッグをみんなビニール袋に詰め込んで、ソウルの上空にバラまいているとでも言うつもりなのか。
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韓国世論が事あるごとに中国を批判する背景には、両国の民間における友好的なムードが不足していることがある。スモッグ問題で中国に罵声を浴びせることが、政治的リスクを払うことなく注目を集め、存在感を得ることができる状況なのだ。
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われわれは、韓国世論が実際に基づき冷静になることを望む。韓国の学者や研究機関にはもっと科学をリスペクトして、スモッグに関わる見解には慎重になってもらいたい。そして、スモッグ問題で完全に投機的な態度を示す無責任な一部の韓国の政治家は、けん責を受けなければならない」
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